ninjin さんのまとめ。「アメリカでもMMORPGへの投資意欲は減退傾向」っていうのが興味深い。これからどう転んだとしても MMORPG にはゲーム業界全体が食っていけるほどの需要は発生しないということだと思う。今以上に MMORPG 市場が成長する可能性もあるけど、上限は知れているということなんだろう。
ゲームボーイプレイヤーを買った。ゲームボーイプレイヤーというのは、任天堂のゲームキューブに装着するとゲームボーイアドバンスのソフトをテレビで遊べるようになるという装置のこと。ゲームボーイプレイヤー単体ではアドバンスのソフトを遊ぶことはできないという、なんだか中途半端な商品。こういった中途半端な製品って不思議と欲しくなるんですよねえ。
段々重ねていってこそのコンソール。ビバ、鏡もち。
ゲームボーイアドバンスのスピーカーの性能が悪すぎるというのもこれを買った理由のひとつ。
「逆転裁判3」を遊んでいます。
辺境から戯れ言より。
論文中でふれられている「独占・寡占規制の見直し」(PDF)がおもしろそう。
あと、競争政策としてオープンソースを推進することを提案しているけど、これには僕は賛成できない。みんなが同じ OS を使うのは、その方が開発者もユーザも便利だから。つまり、ネットワークの外部性があるから。しかし、ひとつの OS が市場を支配するということには、ネットワークの外部性により利益と同時に独占による弊害もまた存在する。
OS に関してネットワークの外部性が存在することが厳然たる事実であって、政策によって変えられるものではない。ネットワークの外部性を阻害するような競争政策は有害でさえある。そこらへんの〈さじ加減〉が競争政策の難しいところ。
さて、代替 OS を用意しただけでは、独占による弊害は緩和できない。競争上の脅威となってはじめて独占による弊害を緩和できる。そのためには代替 OS を用意をするだけでなく、実際に一定数のユーザに使ってもらう必要がある。そこまで政府がする必要があるかは疑問がある。そうなるとネットワークの外部性により逆にユーザの利便性は低下する。
そもそも「競争の政策の目的はフェアな戦いを保証することであって、勝利者を罰することでも敗者を保護することでもない」(ネットワーク経済の法則 P528)。
政府が競争政策以外の目的でオープンソースを開発し、公開することにはそれなりのメリットがある。ソフトウェアはコピーしても減らないので、業務のために開発したソフトやライブラリをオープンソースにすることは十分にありうる。政府の業務のために開発したソフトをただそれだけのために使うのはもったいない。公開されたソフトを使ったり、開発に使ったりして国民はメリットを受ける。
■追記。もっと単純に、公共事業としてオープンソースを開発するということもありだと思う。
メモ。
TORTURE AT ABU GHRAIB(New Yorkerの記事)。
New Yorker 誌は2月にアメリカ軍の Taguba 少将によって書かれたイラクの軍刑務所の調査文書を入手した。文書は軍刑務所の制度上の欠陥を指摘し、2003年の10月から12月にかけて残虐であからさまで理不尽で犯罪的な虐待がおこなわれた数多くの証拠があると述べていると、記者は書いている。
また虐待は組織的におこなわれていたと記事は述べている。
「オンラインゲームでの売上」が本業に勝る人々(HOTWIRED)。
MUD-flation, Cross-Gender Play, and Hobbes: an interview with Edward Castronova。
このサービスは遠くにいるあなたのガールフレンドをご提供するサービスです。個人的なラブレター、e-mail、写真。その他のガールフレンドっぽいサービス。このサービスは他の人には本物に見えることでしょう。でも、リアルでの接触はありません。
期限切れが来ますと、あなたのお好みの理由で別れることができます。
株式の時価総額というのは将来の利益の総額の割引現在価値に等しいはずなんだけど、Google の場合どう計算したって、時価総額2兆5千億円は高すぎるという話。
あの論文で書かれているのはやらたとオープンソースを推進することではなく、特定のプラットフォームに偏ることなく、「エンドユーザ」を含むすべてのユーザが本来持っている「選択の自由」を直接的にも間接的にも奪わないような政策が必要である、という提言であると私は読みました。
そういう意味で従来の「オープンソース政策」とは一線を画していると思います。
この論文のP22〜P27で「広い意味での競争政策」として述べられているものは、そもそも競争政策の目的からずれている。また、競争政策として有効ではない。推進するつもりなら競争政策以外の別の目的を掲げるべき。これが僕の考えです。
幅広い選択肢を社会に提供することが競争政策の目的ではありません。フェアな競争を実現することが目標です。
競争政策以外の観点から代替 OS を社会に提供することには何らかの意味があるかも知れません。しかし一般的にいって、ある政策がたとえ社会的に有用だったとしても、掲げている目的とずれてしまうのはよくないです。この論文の場合、提案しているオープンソース政策がたとえ有益であったとしても、それは競争政策ではないのだから別の目的を掲げて推進するべきです。
また、政府が OS などに関して幅広い選択肢をわざわざ保障することは社会的に有益でしょうか。このような政策を正当化する経済学的な根拠は弱い、と僕は思います。
市場に対する政府の関与を正当化する理由として、外部性による市場の失敗があります。環境破壊に対する規制とか、道路の建設とか。代替 OS の提供に関して市場が失敗するというようなことが起こりうるでしょうか。僕には想像し難いです。現に、Windows 以外の OS も市場には出回っています。
ソフトウェアはコピーしても減らないので、経済学的には公共財です。最適な水準よりも過少にしか市場に供給されません。だから、単に選択肢を提供するという目的でなく、公共財を提供するという目的ならオープンソースの推進はひとつの手段だと思います。
単に選択肢を提供するためだけに、資源を浪費するのはおかしい。どうせならガンガン使われるようなソフトを作るほうがいいじゃん。ソフトはコピーしても減らないんだからコピーすればいいじゃん。せっかく作ったんだからみんなで使ったほうがいいじゃん。だからオープンソース。
悪の帝国に OS が支配されている? そのために独禁法があるんじゃん。
という意見です。
コメント欄で質問したら丁寧な答えをもらっちゃいました。ありがとうございます。
法律学と経済学に関して。「(法と経済学において)議論されていることはなるほどと思う部分も多々」あるのならそれは素晴らしいことだと思います。
法律学と経済学、どちらも専門ではないんですが、特に法律学に関してはほとんど知りません。
Marginal Revolution で The Two Things というエントリーがありました。「どんな分野でも本当に知らなければならないことはふたつしかない」という酒場での与太ばなしなんですが。その膨大なリスト。
The Two Things about Writing:
1. 必要なものは入れろ。
2. それ以外は全部捨てろ。
-Nicholas Kronos
The Two Things about Boxing:
1. Hit.
2. Don't get hit.
-Josh
とかなんとか。で、経済学に関しては
One: Incentives matter.
Two: There’s no such thing as a free lunch.
と書いています。法律学の The Two Things ってなんなんでしょう。
あと八田氏が言っているのは、単に言われている目的を果たさない法律が多いということなんじゃないでしょうか。「これからの税制のありかたについて」を参照。
脳のしわを増やすためにの2004年1月25日分に八田氏が『日本再生に「痛み」はいらない』の中で提案した政策一覧。
なかったはずの最終巻が近所のレンタルビデオ屋にあったので借りてみた。これぞ黒田洋介というグダグダなおわりかた。
どうでもいいけど、近所のレンタルビデオ屋がアニメを充実させはじめた。で、なぜか「宇宙海賊ミトの大冒険 2人の女王様」を仕入れていた。いや、これって続編だから、これから見始めてもわけ分からんような。おもしろい作品だけど。ちょっとずれてる。
新しいメール転送プロトコルって、きっと誰か考えてるんだろうなあ。と思って検索してみた。
SMTPの将来は危ない?(ITMedia)
Internet Mail Consortium の Host-To-Host Mail Transfer
現在使われている SMTP の問題点は
の 2 点。
メールってなんでわざわざメールサーバが転送しないといけないのか分からない。メールクライアントが直接送り先のメールサーバにメールを送れば、少なくとも届いたかどうかが送り手に分かる。そのメールが読まれたかどうかは分からないけど。
また、これで From は詐称できるけどクライアントの IP アドレスは詐称できない。
なぜか NYTimes にひろゆき@管直人が。
はてなダイアリーでは日付の横の「編集」をクリックするとその日付の日記を編集できる。tDiary の場合は update.rb のフォームに年月日を入力する必要がある。ところで、tDiary の update.rb も
http://www.example.com/update.rb?year=2003&month=08&day=18&edit=hoge
のようにアクセスすると、その日付の内容があらかじめ編集フォームに用意されて表示される。というわけで bookmarklet 。
javascript:(function(){ if( document.location.href.match(/(\d\d\d\d)(\d\d)(\d\d)\.html?/) || document.location.href.match(/date\=(\d\d\d\d)(\d\d)(\d\d)/) ){ document.location.href = './update.rb?year=' + RegExp.$1 + '&month=' + RegExp.$2 + '&day=' + RegExp.$3 + '&edit=hoge'; } })();
ある日付の tDiary を見ているときに実行すると、その日付の編集フォームが表示される。
発売日に買ってそのままになっていたPS2用ソフト『真・三国無双3』をプレイした。おもしろい。すぐあきるけど。
前作の『真・三国無双2』をプレイしたときに一番印象に残ったのは、雑魚キャラをなぎ倒す爽快感じゃなかった。一番印象に残ったのはキャラ同士が殺し合っているのをわき目に、戦場を走りぬけて目的地を目指しているときの寂寥感だった。
普通ゲームでは世界は主人公のためだけに存在する。クリボーやブロックはマリオのためだけに配置されているし、ダンジョンはリンクのためだけに用意されている。RPG では主人公以外に魔王を倒すやつはいない。たまには、「主人公の他に魔王を倒す勇者が現れて世界が平和になりました。めでたしめでたし。」という RPG があってもいい気がするんだけど。
その点『真・三国無双2』では、敵は必ずこちらに向かってくるわけでもない。味方も必ず助けてくれるわけでもない。主人公が何もしなくても事態は進展していく。この荒涼とした箱庭の中に放り投げらた感じは今までのゲームでは味わったことのないものだった。隅々まで情報がつまっているゼルダの箱庭とはまた別の箱庭だった。
で、僕としてはこの『真・三国無双2』の「リアルタイムシミュレーションの一キャラとして戦っている感じ」を3ではさらにおしすすめて欲しかった。主人公は戦の勝敗にはあんまり関与できなくて、指揮を出せるのは自分の部隊だけで、上官の指示に従ったり逆らったりしながら、できるだけ武勲を挙げて出世することが目的、みたいなゲームになって欲しかった。
Economist 誌の記事。スーダンが国連人権委員会のメンバーに再選された。スーダン政府が行なっているダルフールでの残虐行為にもかかわらず。
CD-R の読み取り面じゃなくて印刷している方にコインで傷をつけてガムテープを張って剥すとおもしろいように取れた。こんなメディアじゃ100年持たないだろうと思った。
下手をするとゴミが散らばるので、結構コツがいる。CD-R の壊し方。
Google の IPO は一部オランダ式オークションで行なわれるそうです。セリ下げともいいます。「ついにGoogleがIPO、その先に待つものは……」を参照。オランダ式オークションとは値段を高い方から下げていき、最初に「買う」と宣言した買い手が買えるという方式のオークションです。
もともとオランダでチューリップの球根をセルのに使われていた方式です。現在の日本の花卉卸売市場(お花の卸売市場)でもオランダ式オークションによりセリが行なわれています。で、オランダ由来の伝統かと思って調べてみたら、どうやら違うようです。セリシステムの自動化にともなって導入されたそうです。
同時に、日本の商慣習に反する「セリ下げ」を敢えて採用した。高い値段からセリ下げ、最も早く端末機のボタンを押した人がセリ落とす。これによって不公平や間違いをなくし、セリ時間は大幅に短縮され、取引量が大幅に拡大したのである。
と思ったらやっぱりオランダ由来でした。
NKKとの共同開発で作ったこのシステムで、生産性が6倍になったと言う。ここの取り引きはオランダのアルスメール市場に範をとり、「セリ下げ」方式。たとえば、半円形ディスプレーの百本の目盛がすべて点灯している状態を「1本あたり100円」とすれば、買い手が出るまで目盛は1本づつ光を落としてゆく。取引が成立すれば、セリ値とロット本数が個々の買い手のキーからホストコンピュータ経由で合計されて出てくる。販売本数の余りは「マリ」と表示され、取り引きを促す。しかし、それでも売れ残った花は、また「セリ下げ」方式で取引が開始される。
日本のセリは食肉を代表にして「セリ上げ」方式が一般的だから、「はじめはこの方式でうまくいくか」不安で不安でしょうがなかったらしい。しかし、この方式は時間の節約にもなるので、新鮮さが勝負の花の場合はずっと合理的であることがわかり、皆一安心。
経済学には Auction を研究する分野があります。
そろそろAuction理論について語ろうか(いちごびびえす)
An Introduction to Game Theory
4つのタイプのオークションすべてで売手の期待価格が同一になることを証明し、収入同値定理を確立した。また、オークションで取引された物件は、それに対して最も高い価値を付けたプレイヤーの手に渡るので、オークションの結果はすべてパレート最適である。
NYTimes の記事。Google's "Winner's Curse" も。
Slashdot vs 2ch 。なんとも言えない味わいがありますね。
検索して色々調べた。著作権侵害の幇助に関しては、JASRAC に金を払ってなかったスナックにカラオケをリースしていた会社が著作権侵害の幇助により損害賠償を求められた民事事件がある。
調べた限りでは、幇助の判例は特定の個人に対して便益を提供したケースしかなかった。今回の Winny のように不特定多数に便益を提供していて、そのうちの何人かが法を犯した場合に、これは幇助を構成するのだろうか。
例えば、FL マスク事件では FL マスクの製作者は FL マスクでモザイクを掛けた猥褻画像へのリンクを張ったことにより、わいせつ物公然陳列罪の幇助で有罪判決をうけています。この判決自体に関する議論は置いといて、この事件でも幇助とされたのは猥褻物を陳列しているホームページへのリンクであって、不特定多数へのソフトの提供じゃない。
日野法律特許事務所で挙げられている例も、すべて違法行為をするだろうと予想される特定の個人に対するサービスの提供です。ホテトルの宣伝用小冊子を印刷・賭博場への客の案内・わいせつフィルムの貸与。
不特定多数へのソフトの提供が幇助を構成しうるとは僕には思えない。
だからナンバープレートカバー『ウィザード』 裁判が出てくるのか。
■追記。
公判で弁護側は「速度違反を容易にしたことがほう助に当たることは否定しないが、面識のない者にオービスを突破できると宣伝して販売した訳ではない」「本件の違法性が高いのなら、違法速度を出せる車の販売もほう助に当たる」などと主張した、という。
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2004051100113&genre=C1&area=K00
幇助に関して争ってないのか。それならなんとかなるか。
このサーバも夜になると重くなることが多くなった。昼間は軽い。CPU 計算能力があまっているときに貯めておいて、アクセスが集中したときに貯めておいた分を使うみたいなことができたら嬉しい。
グリッドコンピューティングなら CPU 計算時間を取り引きすることができるかもしれない。
さて、アクセスの集中は簡単に解消することができる。サーバへのアクセスを有料化すればいい。なんでも金で解決すると嫌がられるかもしれないけど。渋滞を解消するために一般道を通勤時間帯だけ有料化するロードプライシングと考え方は同じ。
この他にも例えば、メールの送信を有料化すれば、スパムを格段に減らすことができる。
課金システムは面倒だけど、はてな ならポイントシステムがあるので、割と簡単に実現できる。アクセスが集中する時間帯だけアクセスを有料化して、ポイントで払ってもらう。これだけで、サーバの負荷をだいぶ減らすことができるだろう。
自分の日記の購読を有料化するオプションがはてなにあってもいいと思う。もちろんアクセスが集中する時間帯だけアクセスを有料化するオプションも。
ゲームの開発費が高騰した理由を考えるのは意味がない。ノーフリーランチの原則から考えれば、もし開発費が高騰しなかったとしても、低価格競争や、発売作品数の増加によるゲームソフト1作品当たりの販売本数の低下で、容易に儲けることができないような産業に結局はなっていたでしょう。現実に、低価格競争でもなく、発売作品数でもなく、開発費で競争しているのはそのような戦略をゲーム会社が選択したから。コスト高がどこからか降ってきたわけじゃない。
昔の単純なゲームが良かったといっても、人間はすぐに飽きる動物なので、とにかく目先を変え続ける必要がある。グラフィックの向上はユーザに今までと違う刺激をあたえることができる。しかし限界効用は逓減する。要するにグラフィックがちょっとくらい向上しただけではユーザはそれに気づくことさえないのが現状。ムーアの法則が勝つか、ユーザの鈍感さが勝つか。
個人的には年のせいかグラフィックなんてどうでも良くなってきた。優れたグラフィックが見たいなら映画館に行きますって。
というわけで、ニンテンドー DS は目先の変え方としてはなかなかいいんじゃなかろうか。もはや携帯機で現在の家庭用コンソールのゲームを遊びたいとは思わないから、ニンテンドー DS はこの方向性でいいと思う。
今までの任天堂のハードはコスト削減のためにできるだけ無駄な機能は排除していたけど、今回はダブルスクリーンをはじめ、色んな無駄機能がてんこ盛り。
おもしろいゲームにはあんまり期待してない。このゲーム機を使ってマリオ64のときのような衝撃的なユーザインターフェースを提案してくれたらそれで十分。
http://nanashi.ath.cx/up/src/up0047.jpg
http://www2.ezbbs.net/19/techside/img/1084361372_1.jpg
2ちゃんねるのスレより。
上 格闘ゲーム画面 下 そのキャラの技表
上 下を見ろ 下 バーカバーカ
Winny の作者の金子氏が裁判で争うのかどうかは分からないけど、争うとしたら著作権よりも刑法の幇助に関する細かいところが争点になりそう。
で、今回の件に限らない一般的な裁判に関する素人の疑問。「幇助犯の違法性は正犯に従属する」のはいいとして、幇助犯の裁判で正犯の違法性を争うことってできないんだろうか。訴訟戦略としてするべきかどうかは置いといて。
「きみの違法性は正犯の裁判でもう決まっちゃってるから」と言われると、幇助犯として「ちょっと待て」と言いたくなる。例えば正犯が訴訟戦略として違法性では争わず、量刑のみで争った場合。幇助犯としては裁判で争われもせずに自分の違法性が確定してしまうのは納得できない。
普通は正犯と幇助犯の裁判を統一して行うからこういった問題は起きないのかな。
しこしこと刑法のお勉強。2ちゃんねるのスレを読んで、検索して、教科書読んで、判例時報を探して。
Q.著作権に幇助の規定がないけど、なんで逮捕されたの。
A.刑法第8条「この編の規定は、他の法令の罪についても、適用する。ただし、その法令に特別の規定があるときは、この限りでない。」により、刑法は他の法令の罪についても適用されるから。
Q.過失でも幇助になるの?
A.ならない。刑法第38条「罪を犯す意思がない行為は、罰しない。ただし、法律に特別の規定がある場合は、この限りでない。」により、幇助には過失の規定がないので、過失により犯罪を手助けした場合は、罪にならない。
Q.未必の故意って?
A.「結果の発生自体が不確実であるが、発生する蓋然性を表象している場合」(前田 P283)。未必の故意は故意にあたる。
Q.そもそも幇助って?
A.刑法第六十二条「第一項 正犯を幇助した者は、従犯とする。」
Q.これだけだと良く分からないんですが。
A.幇助の構成要件は、「正犯行為への従属」と「幇助の因果性」。幇助ってのは犯罪を手助けしたことだから、その犯罪を実際に行なった奴(正犯)が存在する必要がある。これが「正犯行為への従属」。また、幇助ってのは手助けなんだから、正犯を手助けしている必要がある。これが「幇助の因果性」。
Q.どんな行為が幇助になるの?
A.殺人の依頼に関して報酬の相場を助言(精神的幇助)。賭博客に何も告げずに賭博場に案内する(片面的幇助)。わいせつ画像へのリンク(FLマスク裁判)。
Q.著作権の寄与侵害との関係は?
A.日本の著作権には寄与侵害の規定がないので関係ない。
Q.「著作権法に触れることを認識して、(使用者が)摘発されにくいように改良をし、捜査を免れようとした。それを周知し、繰り返した。(開発行為そのものを幇助としたのではなく)そのような行為全体をとらえた」って何言ってんのこの人?
A.さあ。日本には罪刑法定主義があるので、漠然とした「行為全体」のような理由では逮捕できない。今回の場合は幇助だから、ある特定の具体的な正犯に対する具体的な幇助行為に関して逮捕されたはず。
Q.Winny の違法性が争点なの?
A. 違う。以下、引用
道具の違法性なんて全然関係ないでしょ。 幇助犯の違法性は正犯に従属するんだから。 Winny“それ自体”が違法であるかどうかは関係ない。
1、Winnyを使用して構成要件該当・違法行為を行った正犯者がいて、(←共犯の制限従属性)
2、その正犯者(不特定でも可)の存在を認識(の可能性でも可)し且つ、自らの行為が正犯者の構成要件該当・違法行為を幇助する事実を認識(の可能性でも可)して、(←故意)
3、結果正犯者の構成要件・該当行為を精神的または物質的に容易にした(←幇助の正犯行為への因果関係)
ならば、幇助犯が成立する。
もちろん、説によっては、正犯結果説や最小限従属形式などを採る事もできるけどね。
みんな「違法かどうか」について議論してるからおかしくなるんだよ。違法性は正犯者がすで具備している。あとは、責任故意*と幇助の因果関係の問題。
*ただし、行為無価値論からの違法共犯論に立った場合、主観的違法要素としての故意を、もしくは最小限従属形式ないし混合惹起説に立った場合、共犯独自の違法性の問題を議論する余地はある。
http://school2.2ch.net/test/read.cgi/shikaku/1084289803/313n
Q.なんだか有罪っぽいですね。
A.杓子定規に適用すると有罪になりそうだけど、それでは幇助の適用範囲があまりにも広くなり過ぎる。確かに正犯と幇助犯の間に意思の疎通は必要ない(片面的幇助)とか教科書には書いてあるけど、それは上で挙げたように「賭博客に何も告げずに賭博場に案内する」レベルの話。不特定多数にツールを配布してそのうちの誰かが著作権を侵害するというのとはわけが違う、と僕は思う。
Q.小倉弁護士が挙げている「中立的行為による幇助」って?
A.熊本地判平成元年3月15日判例時報1514号169頁を眺めてみた。時間がなかったのでちゃんと読んでいない。相手が脱税目的で軽油を販売していることを知りつつ買う行為が「軽油引取税不納付の共同正犯はおろか幇助としても無罪とした」例。
Q.今後の争点は著作権?
A.違う。幇助の違法性は正犯に従属するので著作権侵害の部分で争っても仕方ない。以下引用。
園田寿・甲南大大学院教授(刑法、情報法)は「今後、争点になるのは、開発者の故意の有無だろう」とみる。開発者がメールなどで利用者と連絡を取っていた場合、幇助容疑も成立するが、単に開発しただけなら違法行為の「あおり」にしかならないと指摘。「共犯が成立するためには具体的に犯罪が発生するという結果について予見していることが必要だ。でないと、パソコンメーカーやインターネット接続業者、Winnyのマニュアル本を出している出版社までも共犯に問われることになってしまう」と話した。 (05/10 14:51)
http://www.gazo-box.com/warah/src/1084632100491.jpg http://www2.ezbbs.net/19/techside/img/1084375067_1.jpg
『ドン・キホーテ』の映画としてこれ以上のものは考えられないのではないだろうか。原作読んだことないけど。
これの続編という形で映画を完成させたら完璧。
原作を読みたくなった。
法律家の人の blawg 。めちゃくちゃおもしろい。
Google の名前は 10の100乗をあらわす googol から取られた。 その googol の誕生秘話。
In the late 1930s, noted mathematician and Columbia University professor Edward Kasner was asked to come up with a name for an extraordinarily large number. While on a walk one day, he asked his 9-year-old nephew, Milton Sirotta, if he had any ideas.
"Googol," the youngster replied.
そして……
この Kasner の great-niece (甥の娘) が Google がその名前を使用していることに関して、なんらかの代償を法的に請求することを検討しているのだそうな。
Marginal Revolutionより。上の文章は元の記事より引用。
日頃使っていて便利だなあと思うツールとか。
mkcd 。 mkdir hoge && cd hoge を一発でするコマンド。これを使いはじめて、ディレクトリを気軽に作るようになった。
mkcd() { mkdir $@ && cd $@ }
nice 。プロセスの優先順位をコントロールするコマンド。ruby を急いでコンパイルする必要がない時に、
nice -20 make && nice -20 make test-all
でコンパイルとテストをすれば、PC が重くならず快適に他の作業をする事ができる。
ブラウザの履歴の同期。家と学校の PC のブラウザの履歴を rsync で同期している。これがすごく便利。ブックマーク自体はアンテナで代用しているので、同期するメリットはない。
タブブラウザ。はてなアンテナ。Wiki。
日頃不便だなあと思うこと。
重いサーバ。レスポンスが返ってこないというのはユーザビリティとしては最悪だ。はてなダイアリーみたいにいつも重いことが分かっている場合はまだいい。検索してたまたま訪れたページが重い場合には余計にストレスがたまる。
読めないページ。CSS の設定、XML として妥当でない XHTML などが原因。 IE での表示しか考慮していないことが原因だろうと思われる。IE 互換モード搭載ブラウザを希望。
スパムメールはフィルタしているので大して不便を感じない。
本のタイトルを Google で検索した時に出てくるアマゾンと同じ内容しか表示しないアソシエイトサイト。邪魔。
Excite 翻訳は割と賢い。ことわざを入れると対応する英語のことわざがでてきたりもする。
秋ナスは嫁に食わすな
Mother-in-law and daughter-in-law are a tempest and hail storm
日→英→日 を繰り返すと神の文章にときどき出会える。
落ち込んだりもしたけど私は元気です。
I am fine, although it falls or being cooked.
それは落ちますが、私は元気かあるいは料理されています。
みろ、人がゴミのようだ!
see -- people -- garbage -- like -- !
おチンコを揉んだりもしたけど、私は元気です
I am fine, although CHINKO is rubbed or being cooked.
CHINKOは摩擦されるか料理されていますが、私は元気です。
おお。The Trembling of a Leafより。
その報告に対し、ペンクラブ会長の井上ひさし氏が次のように語ったらしい。
「『公貸権』問題については慎重であらねばと思う、海外にそれがあるから日本にもというような発想で事を急いだり強行したり図書館へ圧力をかけることには、賛成でない」
Copy & Copyright Diaryより引用。コメント欄での議論も必読。
公開日記より。「Linuxの「生みの親」は本当にトーバルズか?--疑問を呈するレポートが発表へ」関連での Tanenbaum 氏のコメント。
カレイドスターのアニメーターのうちの一人。全4回。仮藻録より。
レンタルビデオ屋で借りてきて見た。最初の2話、第21話「アザミの紋章」第22話「シャトー・ラジョンシュ 1944」が神懸り的な出来。脚本は金春智子。原作よりもさらに良いものに仕上がっている。素晴らしい。
単純に考えて、今の任天堂の規模(社員数など)では同時に3つのハード(GC・GBA・NDS)を支えるのは無理なんじゃないだろうか。出来そうなのかな。
放置自転車の原因はパンクだそうな。本当かな。検索して調べてみた。
警察の防犯に携わっていた私は署員に「どうして自転車を放置するのか」を訪ねた所、「放置自転車の90%がエアー抜けとパンク」と言うことでした。自分の自転車がエアー抜けやパンクで乗れなくなると簡単に捨ててしまい、他人の自転車を盗んでまで乗り換える。あげくの果て、盗難自転車とバレるのが恐くなり結局この自転車も捨ててしまう。
つまり、1台の自転車のエアー抜けやパンクによって複数の放置自転車が発生することになるのです。私は、なぜそれほど簡単にエアーが抜けパンクするのかを、今度は自転車やさんに訊ねてみたみたところ「車社会になり、なんと自転車屋さんの少ないことか、そして空気入れの無い家庭がいかに多いか」と思いもよらない答え。空気を入れたいのだが空気入れが無いという現実社会。
そうして作ったのが電動空気入れポンプマン。がんばれ、僕らのポンプマン。
最近 PC にあまり詳しくない人達に、いろいろと教える機会があった。気付いたことは二つ。
ひとつは、彼らは紙に書いてあるソースコードをそのまま入力することが出来ない。大文字と小文字を間違えたり、コンマが抜けていたりする。意味を理解せずソースコードを単なる記号の羅列として認識しているから、間違えてしまうんだろうか。
もうひとつは、ダブルクリックは出来るけど、ドラッグアンドドロップが出来ない。
Educated Guesswork より。メールを有料化すれば spam を激減させることが出来る。けど、有料化は技術的・法律的に色々と難しい問題がある。ので、かわりにメールを送る側の CPU にある程度の計算を課すことで、有料化の代わりにしようというアイディアがある。それがうまくいくかどうかという短めの論文。
スパマーは spam 1通当たり 0.03 〜 0.001 セント稼いでいるという推定がある。メール1通当たりの送信コストがこれ以上になるような何らかの仕組みを考えればいい。
どーもくんが……。
世界銀行内部で現在流行っている「内戦の開発経済学」のサーベイとカンボジアへの適用。木原教授による60ページほどの論文。おもしろい。
内戦の原因は「不平」ではなく「機会」である。Collier and Hoeffer (2001) は内戦の原因を統計的に調査した。これによれば、不平等・政治的権利・民族的分極化・宗教的分断などの「不平」よりも、天然資源や海外亡命者からの贈与などの資金へのアクセス・山岳や森林などの隠れやすい地形・内戦によって失われる所得が低いなどの「機会」のほうが、内戦の発生をより説明できる。
経済成長により所得が上昇し内戦によって失われる所得が増えれば、それだけ内戦のコストも上昇し、内戦を予防することが出来る。
西アフリカのダイヤモンド、カンボジアの木材、コロンビアのコカイン。天然資源へのアクセスの容易さが内戦の原因となる。ポル・ポト派の資金源は木材貿易だった。
内戦は経済の長期的な成長にあまり影響しない。短期的な成長には深刻な影響を与える。
内戦は近隣諸国にも深刻な影響を与える。当事国だけでなく、近隣諸国にも援助がなされるべき。アフリカの場合、内戦国から短期的には100km、長期的には500km圏内の国に影響が及ぶ。アジアの場合は、短期で300〜600km、長期で、700〜800km。アジアの方が内戦の影響は広範囲に及ぶ。
内戦終結後、経済は平均して通常よりも1.5%ほどの高い成長率を記録する。内戦が終って4年目の成長率が最も高い。これらは援助によるところが大きい。この時期の援助は通常の2倍ほどのパフォーマンスを記録する。非常に効率の良い援助となる。
しかし、これまでの内戦後の援助は、内戦が終ると急激に増え、2、3年経つと急激に減るパターンが多かった。内戦後の10年の合計で見ると、内戦がなかった場合よりも援助の総額が減っている場合さえあった。これは上に述べたことにより、非効率的な援助であることが分かる。
援助は徐々に増やして内戦終結後4年目にピークになるようなものが望ましい。
中所得国への援助よりも低所得国で高い成長率を示した方が世界全体の紛争リスクは下がる。
開発経済に関しては前に取り上げたウィリアム・イースタリー著『エコノミスト 南の貧困と闘う』が詳しい。
スティグリッツによるアウトソーシングに関する論説。経済板@いちごびびえすより。
「一歩間違えれば保護貿易を正当化しているようにも読める」が、「利上げすんな、ゴラァ」というのがスティグリッツの真意ではないかと。直接は書いてないけど。東洋経済のインタビューでは金融の引き締めに対して否定的だったし。
メーリングリストでの質問には以下のようにこたえる。
「口でクソたれる前と後に必ず man を読め! 分かったかウジ虫!」
間違いは素直に認める。
たまには辛口批判。
「98、Me、XP だと言っている会社は駄目である。このように、ソフトウェア業界は存亡の危機に陥っている。反論があるならいつでも受けて立つ。」
Enjoy s.
平成16年5月28日(金)。その日のうちにネットで見ることができるのか。
再生をはじめる箇所を指定できる。
文化庁は独自に調査したのかという質問(RealMedia)。
昨年12月に文化庁が募集したパブリックコメントを入手したら、組織票がいっぱいあったという話。組織票自体は別にいいんだけど、ちゃんとコメントを公開して、それが組織票であることが第三者に分かるようにすべきだと思う。賛成反対の数字だけが独り歩きすることは避けるべき。
helium.ruby-lang.org がクラックされたそうです。クラックしてもおもろいことはありゃーせんがね。見逃してちょーよ。
本棚を整理しようと思いたった。『じゃじゃ馬グルーミンUP』全26巻を捨てようかどうしようか迷ったので、読んでみた。止まらなくなって結局全巻読んだ。驚くほどおもしろい。
全巻通して読んでみて、この物語の主人公は人間じゃなくて馬だったんだなあと思った。馬を中心にしたストーリー展開が非常に巧み。
色々な音声入力インタフェース。ゲームの音声入力といえば XBox のボイスチャットも。コントローラで両手がふさがっている時に、声でコミュニケーションしようというのは単純だけどいいアイディアかも。使ったことないのでよく分からないけど。
端から見るとゲームしながらぶつぶつ喋っていることになる。ちょっとどうなんだろう。
あと採点機能付カラオケも音声入力インタフェースの範疇に入るかも。
任天堂『ドンキーコンガ』のタルコンガは手拍子の音を認識する。
weblogs.oreilly.com の記事。プログラミング言語は文字列型とバイト列型を最初から区別して備えているべきだという話。Paul Prescod の意見。特に Python の派生言語に関して。
お花見でもそんな話がありました。
「『クールな URI は変わらない』なんて無理じゃん」、という議論を紹介している。いまいちよく分からん。
Bill de hOra より。これもよくわからん。
行きたかったというわけでもないですけど。
VANNA White と Samsung Electronics との訴訟の判決での Kozinski 判事の反対意見。awake in a muddle より。
レッシグが本1冊を費やして訴えていることを、この反対意見はそれよりずっと簡潔かつ雄弁に語っている。
とのことなので読んでみた。以下の部分が特に良いと思った。
知的財産権は憲法で規定されているような、あらゆる侵害(露骨であったり巧妙であったりする)に対して明白に保護されている権利ではない。知的財産権には影の部分も光の部分もない。知的財産法の意義はまさにある特定の占有のみを保護していることにある。許可なく『推定無罪』を出版することは私にはできないし、それの映画を作ることもできない。しかし、理想に燃える若い検察官が犯していない罪で訴えられる話なら自由に書くことができる。もし『推定無罪』からアイディアを得たとしたら?もし読者にオリジナルの方を連想させるとしたら? Scott Turow の知的財産権を〈摘出した〉ことになるのだろうか?いや違う。すべての創作者は過去の作品を部分的に採り入れている。言及したり、それを基にしたり、からかったりして。私たちはそれを創作と呼ぶ。海賊行為とは呼ばない。
これが1992年に書かれたというのが驚き。
awake in a muddle のエントリ。1回限りの訴訟当事者(one-shotter = OS)よりも同種訴訟を多く経験して習熟した当事者(repeat player = RP)の方が圧倒的に有利だ。なぜなら、「不利な事案の相手方とは和解し、有利な事案では判決を受けることにより、有利な判断のみを判例として蓄積させ浸透させることができる」からという話。
これと同じような議論が途中まで読んで放ったらかしにしていたマーク・ラムザイヤー著『法と経済学』に載っていたなあと思ったら、同じ論文を参照していた。そらまあそうだ。
アメリカが訴訟社会であり日本がそうでない理由は文化的な差異ではない、とマーク・ラムザイヤー氏は『法と経済学』の中で述べている。
アメリカにおいて訴訟が多いのは、州ごとに法律が違ったり陪審制度があったりで訴訟が複雑になり、裁判の結果を予想することが困難だからだ。裁判をやってみなければ結果がわからないなら、裁判をやってみるしかない。だからアメリカでは訴訟が多い。
日本では裁判の結果が予想しやすく、原告被告双方の予想が一致することが多い。予想が一致した場合は裁判費用を節約するため、裁判ではなく示談で済ますだろう。
こうして、アメリカは訴訟社会となり、日本はそうではない。
ラムザイヤー氏は以上のことの簡単な実証に、日本の交通事故における保険会社の平均支払額のデータを使っている。裁判外での交渉によって交通事故の被害者にはかなり有利な額が支払われている。つまり、文化的な理由によって裁判を避けているわけでもないし、裁判費用が高いので裁判を避けているわけでもないといえる。少なくとも交通事故の場合には。
この「かなり有利な額」というのは裁判をしたときに比べてという意味で、そもそもの保険支払額の相場自体が望ましいものかどうかは、別の議論を必要とする。
取り敢えず privoxy のフィルターを書いて広告を除去。検索結果をクリックすると http://srd.yahoo.co.jp/ から目的のページへリダイレクトされる。これも除去して直接ページへ行くようにした。検索フォームに
<input type="hidden" name="h" value="p"> <input type="hidden" name="n" value="50">
を付け加えて、ダイジェストではなく常にページを検索するようにした。
というふうに、新しいサイトを使いはじめる時は色々と privoxy のフィルターを書いて自分なりに使いやすいものに改造している。
ちょっと使ってみた。割といい。Google の検索結果で満足できなかった時に使うことになると思う。MSN は使う気にならない。
ただ、検索結果の時に表示されるページの抜粋が Google に比べて少ない。抜粋の量が少ないので、そのページにどんなことが書かれているのかわからないことが多い。
検索したのでメモ。
最高裁判事ではない裁判官でもっとも印象的なのは……また共和党側だ(わたしはどちらを支持しているのだろう?)。Kozinskiは優秀な裁判官だ。任命されたときには若すぎたが、その仕事の中でめざましく成熟した。
民事・刑事おりまぜて、全部で6事件が開催されたうちの、3事件について傍聴したが、裁判官が、弁論の最中に、冗談ないし軽口をしょっちゅう言うのには驚いた。3人の合議体のうちの、コジンスキー(Kozinski)裁判官は、全米でも有名な名物裁判官らしく、J.D.の友人に、「さすがに、今日のは、学生の前であることを意識して、パフォーマンスしているのだろう」ときいたところ、いつもあんなふうで、あれよりもっと面白いことすらあるということで非常に驚いた。
http://ns.niben.jp/07frontier/2003/2003_6/frontier2003_6.html
おもしろい。
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