jounoさんより。あの記事はあってるんでしょうか?
僕たちはより良い回答を現在もっているのだから、ルーズベルトとヒトラーのどちらが良かったかを問うのはあまり意味がないと思います。あるいは、どちらが良かったかを問うにはどのような基準で比べるかによります。
ナチスの国家社会主義的な統制経済において失業率が低いのはほとんど定義と同値です。ただし、『他の社会主義的体制と同様に、技術革新に対するインセンティブがほとんどなかった』(P153)ともテミン氏の本に書かれています。
また、ルーズベルトは『労働の組織化を促進』して、結果実質賃金の上昇をもたらしました。その結果失業率は高いままだったのです。
「統制経済による技術革新の低下」と「強い労働組合が原因の高賃金と高い失業率」、まるでありし日の東ヨーロッパと西ヨーロッパの経済問題の原点を見ているようではありませんか。
くり返しになりますが、大恐慌の原因は「金本位制度への固執」です。大恐慌から回復するためには金本位制度からの離脱が必要条件です。まずこの点は強調し過ぎてもし過ぎることはありません。で拡張的な金融政策(リフレーション)と財政政策によって大恐慌を抜け出すことは可能だったでしょう。そうつまりケインズ政策です。驚くべきことに1930年代に『ケインズ的政策が使われなかった』(p143)のです。
記事が引用している論文(PDF)は危うい気がします。専門家の論文を批判する能力を僕は持ち合わせていませんが、所々気になる点があります。
あと毎日新聞の潮田道夫氏は経済に関する理解力が決定的に欠如していると思われるので、注意して読む必要があります。例といちごびびえすでの反論。
おもしろい。今回は伏線を回収する回なのでシリーズ構成の前川淳氏が脚本を担当している。このアニメは本当におもしろい。特に各話を通じての伏線やストーリーのながれ、つまりストーリー構成がテレビアニメとしてはほとんど例がないくらい複雑で深みのあるものになっている。
ハリウッドリライティングバイブルで述べられているメソッドをもとに説明してみる。
このアニメには主人公であるシロボンのストーリー以外にも複数のサブプロットが存在する。以下に列挙してみる。
「シロボンのストーリーA」、「シャウトのストーリーB」、「バーディのストーリーC」、「ガングとボンゴのストーリーD」、「ムジョーのストーリーF」、「ミスティのストーリーG」、「博士とバグラーとメカードのストーリーH」「マイティのストーリーI」
みて分かるように、ほとんど登場人物の数だけストーリーが存在する。
通常このように多くのストーリーを抱えた物語は破綻してしまう。そのためテレビアニメでは主要登場人物数人しかストーリーを持つことはない。ジェッターズの場合では破綻することなくどのように複数のストーリーをまとめあげているのだろうか。
「マイティのストーリー」をそれぞれのストーリーと交差させることで、複数のストーリーをひとつの大きなストーリーとして描くことに成功している。シロボンの兄であるマイティは登場人物全員と何らかの繋がりがある。つまりマイティのストーリーがメインのシロボンのストーリーと交差し、シロボンがリアクションを起こす。それに対して各キャラクターが何らかのリアクションを取る。こうして、それぞれのストーリーがすすんでいく。
アクションとリアクションが存在し、それらがストーリーラインと関係しているならばストーリーは動きつづける
ストーリーを動かすのに、大がかりなアクションは必要なく、すべてのアクションが、劇的なリアクションを必要とするわけでもない。ストーリーを動かすのは、アクションでもダイアローグでも感情的なリアクションでもかまわない。
アクション同士のつながりと、ストーリーを支える構成がある限り、脚本はしっかりと機能することだろう。(P126)
複数のストーリーがバラバラに存在するのではなく、必然性を持って交差することにより、全体に深みのあるストーリーになっている。
さて、ジェッターズのメインプロットは主人公シロボンの成長ストーリーである。どのような結末を向かえるか分からないが、今回も前川氏はどん欲に「シロボンのストーリー」と「バグラーとメカードのストーリー」を交差させるための伏線を張った。
バグラーとメカードの対立においてボムの力に関する考えの対立を描いた。これは「ボムの力はボムにあらず、心にあり」というシロボンの成長ストーリーと交差することを予感させる(フォーシャドゥイング)。これはどのようにペイオフされるだろうか。
物語も終盤にさしかかっているにもかかわらず、まだどん欲にネタを仕込む。凄い。
「ミクロ経済学 戦略的アプローチ」を読んでいたら、製品差別化をモデル化したホテリングモデルというのが出てきた。このモデルから導かれる結論は「価格競争がない場合、製品の差別化は行われない」。
書店には同じような品ぞろえの本しかないと言われることがあるけど、ホテリングモデルを使ってこの現象を説明することができる。
再販制度により、書店同士の価格競争が存在しない。ホテリングのモデルから価格競争が存在しないことが原因で書店同士の差別化が行われないことがわかる。
なお「ホテリング」は人名。
こわい!毒舌BBSより。
BBWatchの記事。
ジェフユナイテッド市原のオシム監督の公式語録。かっこいい。2ちゃんねるのスレより。
■2003年4月 故障者が続いたチーム状況について岡社長に
肉離れ?ライオンに襲われた野うさぎが逃げ出すときに肉離れしますか?準備が足りないのです。私は現役のとき一度もしたことはない。
■2003年4月12日 0-3で敗れたヴィッセル神戸戦の監督会見で
今日唯一良かったことは、最低のプレーをした選手が全員だったということだ。
■2003年2月14日 新加入選手会見後の懇親会で新加入選手のご両親に
あなたは、息子さんを「最後まであきらめずに走る子供」に育てましたか?もしそうでなければ期待をしない方がいいでしょう。もしそうなら、私が責任を持って育てます。
経済@いちごびびえすより。銅鑼さんの発言。
217: ドラエモン 2003/07/07(Mon) 01:19
しかし、毎年6月から7月になるとご登場のようで(笑)
まるで織り姫と彦星のようだ。
経済史家の Temin氏と Eichengreen氏による「The Gold Standard and the Great Depression」を一応読んだ。経済@いちごびびえすでたぶん MMさんが紹介されていたもの。
どうして大恐慌時の政治家は揃いも揃って金本位制に固執したか。Temin氏と Eichengreen氏は基本的には「メンタリティ」の所為だと結論づける。
「メンタリティ」の所為…。いやそれって何も説明していないような。うーんでも Temin氏がメンタリティが原因だと言うからにはそれなり根拠があるのだろうし、重く受けとめないといけないだろう。選挙制度や議会制度が原因だと言われたら対処のしようもあるけど、「メンタリティ」と言われてしまうと対処のしようがない。
政治家というか偉い人が過去の政策に固執してしまう原因として、に書いたことが当てはまると思う。
ある失敗をした偉いさんがいたとします。この偉いさんが、がんばって事態収拾に成功したとします。しかし、偉いさんは失敗したことには変わりありませんから、その後で何らかのペナルティを課せられることが予想されます。
だから、偉いさんは、事態収拾に努力するよりも、自分の責任回避に努力するインセンティブを持ってしまいます。駄目でもともと。責任回避がうまくいけば、罰せられませんから。
つまり過去の政策と違う政策を現在行うということは過去の政策の誤りを認めたことになって、政敵から攻撃を受けてしまう。だから偉い人は過去の政策に固執してしまうという理屈。ちょっと弱いか。
なんとなく反応リンク集の「[妥当] [過剰] [芸術]」というラベリングに関して。
リンク集、特に論争リンク集はできるだけ中立を保つように努めるというか装う必要があるのでラベリングはふさわしくないと思います。またあらかじめラベリングしてしまうとリンク先を読む楽しみがなくなってしまう気がします。
ARTIFACT −人工事実−が Linux version 2.4.18、Galeon 1.2.6 で正しく表示されなくて困っていた。で、htmlのソースをのぞいてみて Javascript が原因だと分かった。
XHTMLに Javascriptを埋め込む場合は、
<script type="text/javascript"> <![CDATA[ ... unescaped script content ... ]]> </script>
のように CDATAセクションの中に書くか、外部ソースで提供する必要がある。
全米公開時に制作費百数十億円の FF the Movie をおさえて低予算映画がランキングのトップに立ったことが一部で話題になった。その「FFに勝った金髪」こと、「キューティー・ブロンド」を借りてきてみた。
悪くはない。おまけのメイキングでいかに低予算で作ったかを自慢気に明かしていたのがおもしろかった。
漫画家の北道正幸氏のサイト、→kita private。過去のトップ絵のおじゃる丸とキスケとオコリン坊は NHKにケンカをうる勢いで似ていない。
「ぽちょむきん」の連載はまだ続いているのだろうか。
「ほらあたしってよくピーとか入るじゃん。だから放送禁止用語について調べてきたの。そしたらさ、局によって違うらしいの。放送禁止用語の本ってないか探したの。でもどこにもないの。NHKにはあるらしいんだけど、それは売ってないらしいの。でさ、ネットで調べたの。そしたら、載ってた。」
「例えばどんなのがあった。」
「うーんとね…」
ラジオを聞いていて始めて背すじに寒気がはしった。
見てきた。吐いた。リアルで。
どうもクーラーのよく効いた館内で、ハーゲンダッツのアイスクリームを食べたのが良くなかったらしい。
家に帰ってから数時間ほどトイレとお付き合い。
それにしても夏のトイレは死ぬほど暑い。どうにかならないものか。
Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.00; Windows 98
という謎の UserAgent(閉じカッコがない)から全然関係ないリファラ付きのアクセスが数回。新手のスパムかな?
と書いたら、たださんの日記でも話題になっていた。ケコーン。ハッピーアイスクリーム。
第4回 清算主義=無作為主義の論理と現実。
浜口首相と小泉首相の類似性。恐いくらい似ている。偶然か。なんらかの必然か。結末まで同じということはさすがにないだろうけど。
時代と国を越えて多くの人達が「シバキアゲ」を望むのは人類が基本的に M属性だからという新説をここに提唱してみる。
網野善彦著、「「日本」とは何か」を読了。
日本は昔から市場経済が結構機能していたという話。「日本」とは何か、という主題とはちょっとずれるけど、僕はそんなふうに読んだ。
日本が驚くべき経済発展を遂げた理由を色々探していくと、それは戦後の経済官僚でもなく、明治維新の志士たちでもない。「江戸時代にすでに基本的には経済発展の基盤が出来ていた。」という平凡な答えになる。これが今のところの僕のぼんやりとした考え。
安定した政権。内戦状態でない国内。整備された陸上および海運交通。飢えに苦しんでいない豊富な労働力。高い識字率。市場経済。商才に長けた市井の人々。歴史の教科書では改めて強調されるようなことのない平凡なものばかりかもしれない。しかし、これらこそが経済発展にとって必要不可欠なものであり、現在の貧困に苦しんでいる発展途上国に欠けているものだ。
例えば「日本経済論の誤解」では、『明治期以来の日本の経済発展は、「銀行主導型」でも「政府主導型」でもない』ということが綿工業を例にあげて、簡単に説明されている。
この「日本経済論の誤解」によれば、日本の綿工業の勃興期に資金を提供したのは政府でも銀行でもなく、日本各地の資本家たちだった。「日本とは何か」で述べられている中世、近世の日本各地の発展した都市型経済からの流れを読みとることが出来ると僕は思う。
速水融著「歴史人口学で見た日本」、読了。「宗門改帳」をもとに江戸時代の人の動きを統計的に浮かびあがらせる。江戸時代にもかなりの数の都市への人口流入があった。職を求めて都市へと移るのは古今東西変わらない。労働市場の流動性は結構高かったのかも。ここにも市場経済の一例を見ることが出来る。
たまっている未読の本をせっせと読む強化月間。のはずがなぜか本が増えていたりする。「「日本」とは何か」での古文書の話がおもしろかったので、網野善彦著「古文書返却の旅」を買ってしまった。「環境危機をあおってはいけない」も積んではあるんだけど、読むのは何ヵ月か後になりそう。まじで。
死ぬほど洒落にならない話優秀作品。Beltorchiccaより。こわそうだから読んでないけど。Beltorchicca で取り上げられている話もたいがいこわい。
恐がり - 模倣犯のリアル黒い家。僕なら冷静にツッコみを入れる前に 3秒くらいで逃げ出す。
日銀の福井総裁の発言。『(輸入された)経済学は100%信用していない』。イヤ過ぎ。
Web広告除去ソフト。いままでは junkbuster を使っていたけど、 junkbusterでははてなの文字広告を処理できないので、代わりに privoxy を導入。
get して展開して、makeしてインストール。デフォルトだと文字化けする。default.actionファイルの
+filter{demoronizer} \
を
-filter{demoronizer} \
に書き換える。
はてなの広告除去は default.filterファイルに
FILTER: hatena Replace Hatena Ads s|<!-- TG-Affiliate Banner Space -->.*<!-- /TG-Affiliate Banner Space -->||s
と書き加えて、 user.actionファイルに
{ +filter{hatena} } a.hatena.ne.jp
を書き加える。
ついでに、 Google の広告を除去するフィルター。
FILTER: google Replace Google Ads s|<table border=0 cellpadding=0 cellspacing=4 align=right width=20%>.*</table>|| s|<table cellpadding=3 cellspacing=0 border=0 height=40 width=100%>.*</table>||
privoxyの設定を煮つめる。
デフォルトの filter(正規表現ベースのHTMLページ書き換え機能)は副作用が大きい。全ていったんオフにして、自分で filterを書いていった方が良いみたい。
バナーをブロックするURLのリストを 400個ほど設定したけど速度に支障はない(AMD Duron 650MHz)。
プログラマブルと見せかけてそれほど設定に自由度がない。
ある日突然女の子が右手に憑依する話。
おもしろいと思って読むとそんなにおもしろくないけど、でもやっぱりおもしろいような気がして単行本まで買ってしまう。
これだけのトンデモ設定がそれなりに面白いまんがに落ち着いてしまうというのはすごいことなのでは。
まだ、privoxyネタ。top で観察していたら、どうもメモリリークが発生しているようだ。アクセス毎に fork してフィルタリングするプログラムのはずなのになぜだろう。もしかして、スレッド使っているのかな?というわけで、
./configure --disable-pthread
で、コンパイルし直す。今度は、メモリリークは発生しない。
メガネを新しく作った。右のレンズの度が強すぎて、目が疲れやすかったはずだと言われた。言われてみればそんな気も。
フレーム、レンズ合せて12000円。安い。値段のせいか、透視能力などは残念ながら備わっていない。
また privoxyネタ。スレッドではなく、fork()を使うようにしたわけだけど、そうするとタブブラウザで同時に複数のページにアクセスすると引っ掛かるようになった。
ソースを見てみると、fork()を1回だけして waitpid している。これだと、ひとつのアクセスが終了するまでは次のアクセスを処理しない。2回 forkして子プロセスは exit(0) 孫プロセスが実際の処理というふうに改良。
--- jcc.c~ Tue Mar 18 01:48:59 2003 +++ jcc.c Mon Jul 21 10:54:58 2003 @@ -2368,7 +2368,10 @@ #ifdef FEATURE_TOGGLE int inherited_toggle_state = global_toggle_state; #endif /* def FEATURE_TOGGLE */ - + child_id = fork(); + if (child_id != 0){ + exit(0); + } serve(csp);
一時的に大量のプロセスが発生するけど、 Linux では プロセス生成だけなら Copy on Write などのおかげでコストは全然掛からないし、 privoxy 自体の処理も軽いのでまあ問題なし。
画像閲覧ソフトの GImageView を 0.2.23 にバージョンアップ。そうしたら イメージウィンドウで画像を見ている状態で、 PageDownを押し続けたり、マウスのミドルホイールを豪快に回しまくると segmentation fault で落ちるようになった。 gdb で見てみる。g_free で落ちている。うーん。
もしかして、同じポインタを2回 freeしているのかな。同じポインタを2回 freeしたら落ちるんだったっけ。Linuxでは落ちるようだ。
というわけでアドホックに対応。
--- jpeg_loader.c~ Wed Jun 11 19:27:28 2003 +++ jpeg_loader.c Thu Jul 24 10:49:19 2003 @@ -278,6 +278,7 @@ GimvIO *gio; unsigned char *lines[1]; guchar *buffer; + static guchar *buffer_prv; guchar *pixels; guchar *ptr; int out_n_components; @@ -307,7 +308,10 @@ if (setjmp (jerr.setjmp_buffer)) { /* Handle a JPEG error. */ jpeg_destroy_decompress (&cinfo); - g_free (buffer); + if(buffer != buffer_prv){ + buffer_prv = buffer; + g_free (buffer); + } g_free (pixels); return NULL; } @@ -396,7 +400,7 @@ lines[0] += cinfo.output_width * out_n_components; } } - + buffer_prv = buffer; g_free (buffer); buffer = NULL;
落ちなくなった。アドホック最高。
■追記。学校のマシン(家と全く同じ環境)では落ちない。もしかして僕の家のマシン固有の現象かな。
ネタみたいだけど、本当。ちなみに明日は「F-ZERO GX」の発売日。
2003年04月30日の日記で取り上げて的日記や辺境からの戯れ言、辺境からの戯れ言その2でも少し議論になった、 CreativeCommons ライセンスの保証条項に関する話題。
元は、 satn.orgで取り上げられた。それに対する CreativeCommonsの回答。
これが再び議論されている。
Lenz教授の「著作権とCreative Commons実施権 (PDF)」
バーチャルネット法律娘真紀奈17歳。的日記。辺境からの戯れ言。
もしも保証しているのに賠償する責任を負わないのだったら、そもそも保証する意味がないなと前の議論のときに思ったんだけど、書いてなかった。
進化した模様。User-Agentは
Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1)
リファラに
http://sheepman.parfait.ne.jp
を残していた。
Linux での帯域制限のやり方を調べたら、呪文のようなコマンドだったので、ちょっと笑った。これくらい意味不明なコマンドは久しぶり。例えば、こんなの。
tc class add dev eth0 parent 1:0 classid 1:1 cbq bandwidth \ 10Mbit rate 10Mbit allot 1514 cell 8 weight 1Mbit prio 8 \ maxburst 20 avpkt 1000
詳しくは、Linux Advanced Routing & Traffic Control HOWTO。 中野氏による日本語訳。特定のポートの帯域を制限するとか、特定のアドレスからのアクセスの帯域だけを制限するとかできる。手っ取り早く知りたい人はたこの部屋のトラフィックコントロールを参照。
7月24日に取り挙げた Lenz教授の著作権と Creative Commons 実施権を読んだ。 Creative Commons の保証条項を思いのほか激しく批判されている。
これは推測でしかないけど、 Creative Commons のライセンスを作った人達は著作権の期限が切れてパブリックドメインになったかどうか、あるいはある作品にどのような権利関係があるのかを調査するのに費用が掛かってしまって、結果その作品を元にした創作や配布が困難になってしまうという現在の状況が頭にあったんだと思う。作品を使っても大丈夫かどうかという調査費用を誰が負担するか、どうやって捻出するかという問題の解決手段として保証条項を入れたんじゃないだろうか。
保証条項を組み込むことによって Creative Commons ライセンスを利用する多くの人々に調査の負担を分散することができると考えたんじゃないだろうか。
ライセンスというのはGPLにしろBSDライセンスにしろそれぞれの目的、事情、考えというものがある。不自由なソフトウェアは許さんとか、俺が書いたコードが使われるって素敵やんとか。
Creative Commons ライセンスに関しても「俺が気にくわないからダメ」というのではなくて、 Creative Commons ライセンスの目的を達成するのに適しているかどうかが議論されるべき論点なんだろう。 Creative Commons の目的は豊かな「知的な共有地」を作り上げること。
RANTSより。画像の欠けた部分を計算によりうまく補完する技術。モザイク消しに使えないだろうか。
7月23日のバーナンキFRB理事の講演。アメリカ経済に関してディスインフレ(インフレ率の低下)およびデフレを警戒しなくてはと言っている。興味深いのは予想インフレ率を簡単な算数で計算しているところ。もちろんちゃんとしたモデルをたてたシミュレーションもFRB内部ではしているのだろうけど。インフレ率や失業率をどういうふうにだいたい予想するかという参考になる。
以下は適当訳。
今年後半から実質GDP成長率が潜在成長率である3%になるとする。さらに来年はそれを越えて4%になるとする。オークンの法則から、今年の失業率は 6.4%と現在の水準と変わらず、来年の失業率は来年の終りまでには 6.0%に低下しているだろう。しかし、自然失業率は 5.0%くらいだから、
(6.4 - 5.0) * 半年 + ((6.4 - 5.0) + (6.0 - 5.0)) * 一年 / 2
で、来年の終りまでに 1.9ポイント年分の労働力余剰が存在する。で、4.0 ポイント年で 1ポイントインフレ率を低下させるから、1.9ポイントでは来年の終りまでに、0.5ポイントインフレ率を低下させることになる。
まあ話半分に聞いてもらえばいいけど、景気回復とディスインフレーションは同時に起こり得るし、警戒しなくてはいけない。
おもしろい。ゲーム性は30台同時走行など、ニンテンドウ64の「F-ZERO X」のそれを継承している。
グランプリモードでは5回レースを行い総合順位を競う。
実際のレースは知らないけど、テレビゲームのレースゲームでは前に障害物となる他の車両が存在しないという点で先頭の車両が一番有利になる。前のレースの結果の良い順でスタート位置を決めてしまうと、1位の選手が先頭からのスタートとなる。これでは順位が固定してしまい、逆転の可能性が極端に減りおもしろさがなくなる。
「F-ZERO X」と「F-ZERO GX」では前のレースで成績の良かった車両ほど後ろの位置からのスタートになる。これにより、もしも前のレースで1位となって再後尾からのスタートとなった場合、単に先頭をキープするという単調なレースではなく、コース3周という短い時間の内に他の29台を追い抜くというゲーム性が追加される。
7月18日の読売新聞の記事。警察が武富士に個人の犯罪暦情報を漏洩していたという報道がプレイボーイでされた。この事実を警視庁が認め警視正ら3人処分、武田三郎警視正と中川一博被告を書類送検した。
今週発売のプレイボーイにも武富士関連の記事が掲載されている。
関連リンク。宮本岳志議員の個人情報特別委員会での質疑。公安情報 ESPIO!。
はてなダイアリー日記。2ちゃんねるのスレ。アニメたれ感日記。にっきだいありー。幻燈稗史。
などを読んで誰かまとめて下さい。
というか、今日改めて見てみて、はてなダイアリーキーワードがいつのまにか大量のキーワードを含む大規模なものになっていたのに一番驚いた。普段読んでいる日記にキーワードへのリンクが張られていてもキーワードのページを見ることなんてほとんどないし。
キーワードの分類に関して。はてなキーワードの元になったであろう Wiki のそのまた元祖であるWikiWikiWebでは「ひとつのWikiNameにひとつのWikiPage」あるいは「ページ中心主義」というWikiの原則に則ってカテゴリー機能を実装している。
各ページからカテゴリーページにリンクすることによって、カテゴリーページから各ページへの逆リンクが生成される。それによって各ページのカテゴリー分けがなされる。
要するに、「ゴールデンレトリバー」というページから「カテゴリー:犬」というカテゴリーページにリンクを張る。すると、「カテゴリー:犬」というページから「ゴールデンレトリバー」というページに逆リンクが張られる。こうすることによって各ページの分類がなされる。
この方法の利点は各ページを分類するのはあくまでそのページ自身であるということ。そのページ自身がどのカテゴリーにリンクを張るかで、そのページがどのカテゴリーに属するかを決める。複数のカテゴリーに属することもできる。また逆リンクの機能だけで分類機能を実装することができる。
Wikiの原則に則ったすばらしい方法だと思う。この機能は少し違う形で VikiWiki や FreeStyleWiki などにも実装されている。
立ち読みした。地方公務員法の時効成立を口実に一人を除いて立件が見送られた。しかし、武富士への情報漏洩のために警官はNTTへの「捜査関係事項照会」を使用した。これは「虚偽公文書作成・同行使」にあたる。「虚偽公文書作成・同行使」の時効は7年なので立件は可能。にもかかわらず立件が見送られた。
キーワードツリーの廃止。もめ事の種がひとつ減るというのはウォッチャー的には寂しい気がします。という黒い感想はさて置き。
昨日書いてから改めて考えてみたけど、単に逆リンクを表示するだけだとノイズが混入する可能性がある。あるページにリンクを張ったとしてそれがカテゴリー分けのためのリンクなのか、たまたまその単語を説明文に含んでしまったのかの区別がつかない。
例えば、キーワード「夏目房之助」の説明文が「漫画家。小説家夏目漱石の孫。」だとしたら、「小説家」というキーワードを含んでしまう。「夏目房之助」が意図せず「小説家」に分類されてしまう。
だからカテゴリー分けのためには、FreeStyleWikiのように特別な記法「{category 小説家}」を用意する。あるいはカテゴリー分け専用のページたとえばプレフィクスをつけて「カテゴリー:小説家」というページを用意してそこへ各キーワードからリンクしてもらう。などの必要がある。
キーワードのツリー表示はあくまで補助的な機能であり、キーワードの初期状態としては全てのキーワードが並列に並べられている状態をイメージして頂き、その中から特別なキーワード同士がまれに親子関係を形成できると考えてください。
『テレ東の土曜朝、なんて誰も見てなかったような時間帯』に平均7%という視聴率をたたき出してテレビ東京2002年度年間賞を授賞したアニメ「ミルモでポン」。手の平サイズでかわいい声の妖精たちが騒動をまきおこすアニメ。声優業界が誇る「変な声」の人達が勢ぞろいすることで一部で有名。
どうやらハム太郎もそうだけど「手の平サイズの小ささでかわいい(変な)声のキャラクターアニメ」というのが小さな子どもたちの間では現在人気を集めるようだ。そういった意味では「オコジョさん」はすこしサイズが大きかったか。
「ハム太郎」も「ミルモ」も小学館が元締め。ポケモンといい、こういったキャラクター関連では圧倒的な強さを小学館は見せる。
成功の勢いにまかせてゴールデンタイムへ進出という噂も2ちゃんねるでは流れている。
というわけで、来年当たり3匹目のドジョウを狙って手の平サイズで田の中勇氏が声をあてるキャラクターを主役にしたアニメがスタートすると予想する。
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