新作は森博嗣原作と聞いて「ああこの人はずっとオタ向けに映画を作りつづけるのか」と思っていたら、いいとも出演までしての異例のプロモーションで、「ひょっとしたら今回は違うのか」と想像しつつ見に行ったら、いつもどおりのオタ向けの押井作品でした。
企業が代理戦争しているという設定はMGS4でお腹いっぱいです。
菊地凛子が若手声優っぽいしゃべり方だったんで驚いた。声だけ聞いたら新人声優かなと思わなくもない。よくあるしゃべり方だった。
あと映像がすごいボケてた。これなら家の液晶テレビの方がきれいじゃね?っていうくらい。自分の視力が落ちたのかと本気で思った。CG を馴染ませるための手法なんだろう。
地上放送とBS放送との兼業については、従前より、以下等の観点から、周波数事情の如何を問わず、 原則として不適当とされてきたところです。
(中略)
(3) 在京キー局がBSデジタル放送と兼営する場合には、 現在キー局と連携しネットワークを形成している地上ローカル局に深刻な影響を与え、 我が国における地域に根ざした情報発信メディアの存立にも影響を与えるおそれがある
「別紙2 論点2」より
衛星放送で在京キー局の番組を放送すると地方局がつぶれちゃうからダメだそうです。その系列局さえない地方の人はどうすれば……。
1997 年にアクセルロッドがそれ(しっぺ返し戦略)を発見し、少なくともわれわれの知る限り、この戦略だけが安定で、競合プログラムのあらゆる侵略に抵抗できるものである。そしてこれはきわめて重要な発見だった
いきなり誤訳している。正しくは
1997 年にアクセルロッドは、しっぺ返し戦略が(少なくともわれわれの知る限り、この戦略だけが)安定で競合プログラムのあらゆる侵略に抵抗できるものであることを見出した。
かな。しっぺ返し戦略自体はそれより前からアクセルロッドが大プッシュしているわけで。
今月放送されたのではなくて2007年3月27日に放送された方のNHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」を見た。ネタバレを恐れて録画しただけで今まで見ていなかったのだけど、見るのをとどまっておいて正解だった。制作には入っていなくてイメージボードを描いている段階だったんだけど、恐ろしいくらいのネタバレ率。映画で印象に残ったシーンがそのまま描かれていた。イメージボードというのはそういうものなんであたりまえなんだけど。
2007年の時点であのまま放送することをよく許したなあ。
「崖の上のポニョ」を見るとわかるけど、宮崎監督が言っていることがほとんどそのまま映画になっていた。軸がぶれてないなあ。
「ゲド戦記」の初号を見た後のロビーで、取材者に向かって「何が聞きたい?」とにらみ付けるようにして聞いてきた宮崎監督が圧巻でした。あれを撮れただけでもこの番組は大成功だと思います。
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