検索して色々調べた。著作権侵害の幇助に関しては、JASRAC に金を払ってなかったスナックにカラオケをリースしていた会社が著作権侵害の幇助により損害賠償を求められた民事事件がある。
調べた限りでは、幇助の判例は特定の個人に対して便益を提供したケースしかなかった。今回の Winny のように不特定多数に便益を提供していて、そのうちの何人かが法を犯した場合に、これは幇助を構成するのだろうか。
例えば、FL マスク事件では FL マスクの製作者は FL マスクでモザイクを掛けた猥褻画像へのリンクを張ったことにより、わいせつ物公然陳列罪の幇助で有罪判決をうけています。この判決自体に関する議論は置いといて、この事件でも幇助とされたのは猥褻物を陳列しているホームページへのリンクであって、不特定多数へのソフトの提供じゃない。
日野法律特許事務所で挙げられている例も、すべて違法行為をするだろうと予想される特定の個人に対するサービスの提供です。ホテトルの宣伝用小冊子を印刷・賭博場への客の案内・わいせつフィルムの貸与。
不特定多数へのソフトの提供が幇助を構成しうるとは僕には思えない。
だからナンバープレートカバー『ウィザード』 裁判が出てくるのか。
■追記。
公判で弁護側は「速度違反を容易にしたことがほう助に当たることは否定しないが、面識のない者にオービスを突破できると宣伝して販売した訳ではない」「本件の違法性が高いのなら、違法速度を出せる車の販売もほう助に当たる」などと主張した、という。
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2004051100113&genre=C1&area=K00
幇助に関して争ってないのか。それならなんとかなるか。
このサーバも夜になると重くなることが多くなった。昼間は軽い。CPU 計算能力があまっているときに貯めておいて、アクセスが集中したときに貯めておいた分を使うみたいなことができたら嬉しい。
グリッドコンピューティングなら CPU 計算時間を取り引きすることができるかもしれない。
さて、アクセスの集中は簡単に解消することができる。サーバへのアクセスを有料化すればいい。なんでも金で解決すると嫌がられるかもしれないけど。渋滞を解消するために一般道を通勤時間帯だけ有料化するロードプライシングと考え方は同じ。
この他にも例えば、メールの送信を有料化すれば、スパムを格段に減らすことができる。
課金システムは面倒だけど、はてな ならポイントシステムがあるので、割と簡単に実現できる。アクセスが集中する時間帯だけアクセスを有料化して、ポイントで払ってもらう。これだけで、サーバの負荷をだいぶ減らすことができるだろう。
自分の日記の購読を有料化するオプションがはてなにあってもいいと思う。もちろんアクセスが集中する時間帯だけアクセスを有料化するオプションも。
ゲームの開発費が高騰した理由を考えるのは意味がない。ノーフリーランチの原則から考えれば、もし開発費が高騰しなかったとしても、低価格競争や、発売作品数の増加によるゲームソフト1作品当たりの販売本数の低下で、容易に儲けることができないような産業に結局はなっていたでしょう。現実に、低価格競争でもなく、発売作品数でもなく、開発費で競争しているのはそのような戦略をゲーム会社が選択したから。コスト高がどこからか降ってきたわけじゃない。
昔の単純なゲームが良かったといっても、人間はすぐに飽きる動物なので、とにかく目先を変え続ける必要がある。グラフィックの向上はユーザに今までと違う刺激をあたえることができる。しかし限界効用は逓減する。要するにグラフィックがちょっとくらい向上しただけではユーザはそれに気づくことさえないのが現状。ムーアの法則が勝つか、ユーザの鈍感さが勝つか。
個人的には年のせいかグラフィックなんてどうでも良くなってきた。優れたグラフィックが見たいなら映画館に行きますって。
というわけで、ニンテンドー DS は目先の変え方としてはなかなかいいんじゃなかろうか。もはや携帯機で現在の家庭用コンソールのゲームを遊びたいとは思わないから、ニンテンドー DS はこの方向性でいいと思う。
今までの任天堂のハードはコスト削減のためにできるだけ無駄な機能は排除していたけど、今回はダブルスクリーンをはじめ、色んな無駄機能がてんこ盛り。
おもしろいゲームにはあんまり期待してない。このゲーム機を使ってマリオ64のときのような衝撃的なユーザインターフェースを提案してくれたらそれで十分。
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