総務省の言い分も知っておいた方が良いというか知らずに放送政策を批判することはできないはずなので、引用しておきます。
テレビ放送のデジタル化の大きな目的のひとつに、電波の有効活用があります。電波は無限に使えるように思われるかもしれませんが、じつは通信などに使えるのはある一定の周波数のところだけです。そして、日本の現状は、もうこれ以上少しのすきもないほどに過密に使われています。アナログ放送のままでは、もう、チャンネルが足りなくなっているのです。
山間部の多い日本ではどこの家庭でもテレビが見られるように、中継局をたくさん作る必要があります。アナログ放送では周波数が近いと電波が干渉し混信して見えなくなってしまうので、周波数を変えて放送する中継局がたくさん必要になり、周波数をたくさん使ってしまうことになります。その結果、アメリカに比べて約50倍、ヨーロッパで最も過密といわれているイギリスに比べても約2倍も混み合っています。特にUHFの40チャンネル以上では同一チャンネルが500〜600の中継局で使われ、混信を避けることが非常に難しい状況になっています。
デジタル放送では、隣り合った中継局で同じチャンネルを使っても混信の影響を受けにくいので、大幅にチャンネル数を減らすことができます。それにより、UHF帯にデジタル放送専用のチャンネルを確保し、それ以外のチャンネルを開放することができます。今まで、テレビで目いっぱい使っていた電波が、通信など他の用途に使えるようになるというわけです。
以下の図を見れば一目瞭然ですね。
何がどうなっているのかを確認する手段がない。redMine を設置するという話はどうなったんだろう。
1.9 関連のドキュメントもない。別にドキュメントがなくても良いのだけど、
ドキュメントがない→使われない→1.9で新しくなった所のバグや仕様のダメなところの発見が遅れる
という事態が起きていないかが心配。
特に M17N 関連の意見・感想を1月以降見掛けないのだけど、現状の仕様が複雑過ぎないかが気になる。
読んだ。大学バスケットボールリーグの八百長の話が何度読んでも理解できなかったので、原論文を読んだ。客は単なる試合の勝敗ではなくて、胴元が設定した点差よりも大きい点差で勝つか負けるかに賭ける。で、強い方のチームは胴元が設定した点差よりも小さい点差で勝つという八百長をしているという話。これなら試合に負けることなく利益を手にすることができるから、賭の参加者との利害が一致しやすい。八百長による統計の歪みが観察できるとのこと。
大きい点差で試合に勝っているチームは手を抜くから点差が予想より小さくなるのではという反論に対しては、負けているチームも手を抜くだろうから影響はないと解説していた。
あとP189の1TBでHDTVを8時間しか録画できないというのは間違いで、約90〜127時間が正解です。音楽アルバムの枚数も違う。1TB = 1000*1000MB としてCD1枚 700MB で計算すると 1000*1000/700 = 1428枚。圧縮音源ならあっているけど。
教師が厳密にマニュアルに従うダイレクト・インストラクションという教育方法が紹介されている。これは、
というもの。日本で導入するとして、日本の教師がこれに反対する理由が思い付かない。
鬼木教授の論説。まとめると
とのこと。おおむね同意。
テレビのデジタル化っていうのは「電波の区画整備事業」という公共事業なんだから、税金を投入するかどうかは他の公共事業と同じ基準で決められるべきです。そして、この「電波の区画整備事業」はおそらくここ20年くらいのうちでもっとも投資効率の高い公共事業だと思われます。大部分はテレビ局が出してくれているし(笑)。そういう意味では消費者のチューナー購入の補償に税金を投入するのも OK だし、アナアナ変換に税金を投入するのも OK だと思っています。
これとは別に空いた周波数帯の割り当てはオークションで決めるべきだったと思います。が、これは国の税収の観点からではなく、効率的な資源の配分を達成するという目的のために行われるべきでした。
電波の効率的利用という観点からは、
という案がベストだと思います。ただし、これは小泉元首相の10倍くらいの支持率がないと実現できないでしょうから、まあ現在のような移行計画が無難だと考えます。
流行り始めている「壁掛テレビ」は、やらないのね。裏目に出そう。「半導体たくさん使うぞ」という意気込みが伝わってくる計画。シャープパネルを使う以上、差別化をはかるにはそれしかないわけだけど。
「各種テレビサービスの視聴可能世帯率」というのが単に対応機器を持っているだけなのか、実際に視聴可能なのかがよくわからない。たぶん後者だと思う。そうすると、BSデジタル放送の36.9%というのは予想以上にでかい数字。
今までは「BSデジタル放送受信機の普及数」みたいな数字しかなかった。というか、同じ販売台数ならBS/CS用アンテナの販売台数を調べた方が、正確なBSデジタル放送普及率がわかると思うんだけど。
んで、BSデジタル放送の実際の視聴率だけど、「BSデジタル放送の接触率,四つの時間帯ですべて増加」という記事があった。でもこれって、「B-CASカードの登録世帯から無作為抽出した全国の833世帯を対象に」ってことだから、全世帯から無作為抽出しているわけではない。BSデジタル放送を視聴可能な世帯が36.9%で、そのうちの8.3%だから、全世帯でみたゴールデンタイムのBSデジタル放送全体の接触率は2.8%程度になる。
第209回から IC レコーダーを R-09HR に代えたけど、そのときから「さ行」と「笑い声」が高い不快な音になった。リミッタかゲインコントロールがあんまり優秀じゃないんだと思う。
わたしは常々B-CASの仕様を起こした技術者には想像力が欠如しているのではないかとおもう。例えばWOWOWの契約をしたとしてB-CAS単位となるので、テレビで契約すればHDレコーダで録画できないし、HDレコーダで契約すればHDレコーダからでないとWOWOWをみれない。WOWOWをみるためだけにHDレコーダの電源も入れるのは地球に優しくないし、Yahoo知恵袋で質問が出るくらい分かり難い仕掛けだし、困っている消費者も多いのではないか。
これは WOWOW がそういうふうな経営方針を採っているからであって、B-CAS の問題ではないです。WOWOW が同一家庭なら2台目は無料にすると決定すれば可能です。今現在は2台目は割引が適用されるだけですが。
ネットラジオ聞きすぎだな。『まよらじ』と『Radio School Days』、どちらもおもしろうございました。
光メディアに補償金が上乗せされていれば、レコーダーに上乗せする必要はないと思うんだけど、どういう論理でレコーダーに上乗せするのかがよく分からない。レコーダーへの記録もたしかに複製なんで、だから補償金を上乗せするというなら分かる。だけど、文化庁の説明だと同じレコーダーへの複製でも、「ダビング10」と「コピーワンス」だと取扱いは違うということが書いている。「ダビング10」になってもその10枚複製される先の光メディアには補償金が上乗せされているわけで、その点「コピーワンス」とかわらない。うーん。
総務省による、地上デジタルテレビ放送に関する浸透度調査結果が発表された。以前から総務省は、地デジへの移行がなかなか進まないのは、認知度が足りないせいであるとして、アピール策を強化した。草なぎ剛がしつこいぐらいにあっちこっち地デジと言って回っているのは、そのためである。
しかし今回の結果、認知度は93%にも登るのに、地デジを視聴していない理由のトップが、「居住地域で地デジ放送が開始されていない」である。受信機の普及が進まないのは、放送されてないからだ。放送開始と対応機器購入は、卵が先か鶏が先かの話ではない。放送が見られなければ、買わないのは当たり前である。
調査結果の読み方を間違えています。この調査では「地デジを視聴していない理由」を「地デジ対応機を持っていてなおかつ地デジを視聴していない人」に聞いています。地デジ対応のテレビだとかレコーダーだとかを今の時点でわざわざ買って、なおかつ地デジを視聴していない人にその理由を聞けば、「いやー住んでる所ではまだ地デジ来てないんですよねー」って答えが多く返ってくるのは当然だと思います。
『放送が見られなければ、買わないのは当たり前である。』という結論をこの調査から導くのは間違いです。
LDR で「ごみ箱」というフォルダを作って読まなくなったフィードを入れるようにしているんだけど、割と便利。
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