見てきた。おもしろかった。「志村、後ろ、後ろ!!」と叫びそうになったけど、我慢した。大人だから。
255 名前: 名無しは無慈悲な夜の女王 投稿日: 01/12/17 01:44
ドリフの指輪物語
フロド 志村けん
ガンダルフ いかりや
ギムリ ブー
ビルボ 荒井注
レゴラス 仲本工事
アルウェン 加藤茶
池内恵著「現代アラブの社会思想」、読了。大佛次郎論壇賞を授賞。現代アラブ社会に蔓延する終末論と陰謀論に関する本。期待外れだった。
現代アラブ社会では終末論や陰謀論が非常に流行しているそうだ。これまで正面から研究されてこなかったそういった類の思想や人物を著者は整理して並べていく。確かに現代アラブ社会で語られている終末論や陰謀論が具体的にどういったものであるかを知る上では非常に有益。でも、それだけでは意味がない。
人は自分の動機を他人に説明するのに思想を利用する。でも、その人の動機が本人の言っているとおりかはよく見極める必要がある。どういった終末論を唱えているかと、本当に終末論を信じているかは別の問題だ。詳細にその人のこれまでの行動を追う以外に真偽を確かめる方法はない。
社会に終末論がはびこっているからといってそれが社会の動きを説明する上でキーになるとは一概には言えない。実際に整理した終末論なり陰謀論なりを使って社会の動きを解き明かしてみせなければ読者は、少なくとも僕は納得しない。
社会の動きを説明する上で思想は果たして重要なのだろうか。
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