Econbrowser が The oil shock and recession of 2008、Part 2 などで次のような議論をしています。
FRBが急激に利下げ(2007年終りから2008年始め) ↓ 原油高 ↓ 消費、特に車の売り上げが減少 ↓ より景気悪化
急に利下げをしすぎると、景気が悪化する場合があるという内容です。設定によってはありえなくはないですが、現実に起こったんですかねえ。
理屈としては以下のようになります。たぶん。原油の生産を絞るのも、ビルを建てるのも同じ投資です。なので、利下げによって原油の生産量は減少し、設備投資は増加します。が、原油の生産を絞るほうがすぐにできるので、原油高の方が設備投資よりも先に実現されてしまって、結果一時的に消費が減少してしまいます。急激な利下げはこの谷間をより深くしてしまう。みたいな。
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