脳ざらし紀行


2007-11-12

_リビングなどに置かれている据え置き型のレコーダーに“直接”携帯電話やiPodを接続できるようにしなくちゃいけなくなる

小寺さんのダビング10に関する発言。ダビング10だとポータブルプレーヤーや携帯電話での観賞することが難しいと言っています。

 まずレコーダーで録画すると、それが元になるわけです。その元のデータをコピーする場合、次からは一世代しかデジタルコピーできないわけじゃないですか。ということは、リビングなどに置かれている据え置き型のレコーダーに“直接”携帯電話やiPodを接続できるようにしなくちゃいけなくなるし、その必要が出てくるわけです。

 そういう小型のデバイスは次々に新しい製品がいろいろなメーカーから発売されてきてますよね。でも、一世代しかデジタルコピーを認めないという話になると、そういう数え切れないほど出てるプレーヤーの中身を、直接据え置き型のレコーダーと接続して、1世代デジタルコピーできるように、お互いの機器のファームウェアなりソフトウェアなりをアップグレードして対応していかなきゃ状況についていけなくなるわけです。でも、現状のデジタルレコーダーってそういう機械じゃないじゃないですか。

この認識はあんまり正しくないと思います。例えば著作権保護機能付きの SD カードにコピーするような機能をレコーダーが搭載すれば、そのカードを携帯プレーヤーか携帯電話に挿入することで録画した番組を観賞可能です。レコーダーと直接繋ぐ必要はありません。

松下やソニーはレコーダーにH.264のエンコーダーを搭載してきています。ポータブルプレーヤーや携帯電話にH.264のデコーダーが搭載されるのはワンセグのおかげもあって当たり前になってきていますし、著作権保護機能対応のメモリーカードリーダは着うたなどのおかげで当たり前のように携帯電話についています。おそらく今後レコーダーで録画したものをメモリカードを経由して携帯で見ることを売りにした商品が出てくると思います。

ただそうなった場合に、おそらくソニーのレコーダーではメモリースティックしか使えず、松下のそれではSDカードしか使えないことになるでしょうが、それはまた別の話。

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