たばこを規制すべきかどうかに関して、社会的費用の観点から。
(人々の危険な行為に対して)規制をしないと、(医療費などの)社会の負担がほんとうに増えるのかどうかは疑問であり、喫煙者の場合はとくにそうである。喫煙者がたばこの害で病気になるとしても、その療養期間は比較的短く(少なくとも肺ガンの場合はそうである)、 社会保障制度から年金をたくさんもらう前に死んでしまうケースが多いからだ。この観点から言えば、通常の経済的分析では、喫煙者に補助金を出してもいいくらいである。
ロバート・バロー著『経済学の正しい使用法』 P194
なるほど。
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