佐藤俊樹氏らが言うような日本社会の階層化は起こっていないという話。
単純にいうと、日本では初任給は低く、年齢とともに賃金が上昇する。つまり、若い時の同年齢内での所得格差は小さく、年をとるほど同年齢内での所得格差は大きくなる。そして、日本社会の高齢化とともに、中高年の割合が増えてきている。よって、社会全体で見た所得格差は上昇する。
つまり、所得格差拡大の原因は高齢化だ。階層化ではない。
また実際に所得格差の拡大が起こったのは90年代ではなく、80年代。
若年層、逆転可能な社会に(PDF)
高齢化と平等社会(PDF)
以上、大竹氏の論説へのリンク。
著者は東京大学国際社会科学専攻相関社会科学コース助教授。SSMという大規模社会調査データを統計解析して,見かけの機会均等とは違って日本は実は不平等な階級社会なのだと論じたのが話題を呼んで,ベストセラーになった本であるが,実はかなりトンデモ本に近い。
本書に収録されているエッセイで、佐藤俊樹は事実上、W雇上の世代間再生産の仮説の敗北宣言をしているように見える。今後、このトレンドが続くかどうかは2005年のSSM調査を待たなくてはわからないが、仮にその時点でこのトレンドが出てきても、それは中流階級の崩壊というよりも、W雇上というカテゴリの定義が実情にそぐわなくなったという風に理解した方がよいような気がする。
インストールメモ。
$ tar zxvf sazanami-20040621.tar.bz2 $ cd sazanami-20040621 $ su # cp sazanami-*.ttf /usr/X11R6/lib/X11/fonts/local/
適当なディレクトリにコピー。そして、font.dir ファイルを作る。esemkfontdir.pl を使うと簡単でした。
# cd /usr/X11R6/lib/X11/fonts/local/ # esemkfontdir.pl -ai -sp p -v Sazanami -n -o fonts.dir -f sazanami-.ttf # esemkfontdir.pl -ai -sp p -v Sazanami -n Mincho -o fonts.dir -f sazanami-mincho.ttf
-sp p でフォントの間隔をプロポーショナルに設定。あとはお決まりの、
# xset +fp /usr/X11R6/lib/X11/fonts/local/ # xset fp rehash
sazanami-*.ttf をインストールせずに閲覧だけしたい場合は、ftview (freetype 附属のツール)を使う。
$ ftview ppem sazanami-mincho.ttf
操作方法は、ソースに書いてある。l k で移動というキーバインディング。i o でも可。9 0 でも。
x : fine counter-clockwise rotation c : fine clockwise rotation v : fast counter-clockwise rotation b : fast clockwise rotation + : fast scale up - : fast scale down u : fine scale down j : fine scale up l : go to next glyph k : go to previous glyph o : go to tenth next glyph i : go to tenth previous glyph 0 : go to hundredth next glyph 9 : go to hundredth previous glyph ) : go to 1000th next glyph ( : go to 1000th previous glyph } : go to 10000th next glyph { : go to 10000th previous glyph n : go to next (or last) .ttf file p : go to previous (or first) .ttf file h : toggle hinting B : toggle sbit ESC : exit
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