やっぱり、 Haskell の方が速いようだ。引数を大きくしたら、Haskell が圧倒する。もっとちゃんと調べないと。反省。Scheme:たらいまわしべんち。
遅延評価の利点をやっと理解できたから良しとしよう。遅延評価に関して、「後で評価するって言っても結局評価するんだから、後でしようが先にしようが一緒やん」と今まで思っていたのは内緒だ。
レッシグの「コモンズ」でアメリカのメディアの寡占化について書かれていた。
ではなぜメディアは寡占化するのだろうか。経済的な利益に適うからか。たとえば合併買収などで規模が大きくなると規模の経済の外部性により追加的な利益が発生。小さい会社には規模の経済がマイナスに働いて存続できずに潰れる。結果メディアの集中化。というシナリオが考えられる。
では規模が大きくなると発生する「追加的な利益」とはなんだろうか。
ネットワークに加入している試聴者が増えればスポンサーが CM 放映に払う料金も上がる。一方試聴者加入時に掛かるメディア企業側の追加費用はゼロ。だからメディアは規模の拡大を目指す。
一応筋は通っている。でもこれだとメディア企業同士の合併する動機付けにはならない。試聴者数は増えるかも知れないけど払われるCMの放映料は合併前のものを合計しただけでしかない。そこに合併によって発生する追加的な利益は存在しない。
よく言われるのはコンテンツの集積化による外部性。PS2やWindowsには当てはまるだろうけど、メディアにも当てはまるかは疑問。ソフトウェアと違って、CNNネットワークでしか動かないニュース記事、解説記事、ドキュメンタリーなどというものはない。
そもそも通信や流通のネットワーク外部性はネットワークの端点同士が商品をやり取りしたり、コミュニケーションしたりする事に由来する。ネットワークの加入者が増えるとその端点同士の組み合わせは2乗で増えるから、ネットワークが生み出す便益も2乗で増える。
でもメディアの場合は一方通行だからこの論法は適用できない。
サイトから別のサイトへのリンクは頻繁にある。これをRSSで明示的に表現する方法は存在するのかな。RSSは SiteSummary であって、サイト内の記事のタイトルと要約に特化したもの。記事の内容の構造までは記述していないという方針なのか。
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