クルーグマンはアメリカとヨーロッパの現在のき裂の原因の一つに、メディア、特にTVメディアを挙げる。「アメリカで”リベラル”と言われているようなメディアは、実際はとても保守的」であり、例えば、この前の反戦デモに関しては「アメリカのTVニュースは、外国のメディアが報じているのとは全く別の惑星のニュースを報じているように見えた。」
FOXとCNNは「ここ数カ月、イラクへの侵攻はすでに決定済みであり、彼らの役割は、来るべき戦争に対して世間を用意することだと見ているようだ。」
だから、「試聴者がイラクとアルカイダの区別がついていないのも、さして驚きではない。複数の調査によると、アメリカ人の多くが9.11のハイジャック犯のいくらかあるいは全員がイラク人だと考えており、9.11にサダム・フセインが関与していると考えている。これは、ブッシュ政権でさえ決して言ったことがない。」
イラクの復興支援をアメリカが行うかどうか、クルーグマンはこのように言う。
結局、アフガニスタンでの私たちの振る舞いを見れば分かる。最初、お金は問題じゃなかった。タリバンへの勝利は、せいぜい特殊部隊とスマートボム、そして、将軍たちへの賄賂で済んだ。しかし、ブッシュ大統領は我々の関与は戦争が終っても続けられると約束した。だから、いまでも僕たちはアフガニスタンを忘れてはいけなかったし、地域の安全と国の復興を助けるはずだった。それで、政府は2004年の予算案でアフガニスタンの復興支援にいくら計上しただろうか。
答えはゼロだ。
ポール・クルーグマンの口の悪さが際だつ。
グレン・ハバードがCEAの委員をやめた。…家族ともっとたくさんの時間を過ごすためだよ、もちろん。(彼の背中からナイフの柄が飛び出しているのは、まあ、気にするな)。後任のグレゴリー・マンキューは素晴らしい経済学者だ。でも、そんなことは大したことじゃない。今の政府で全ての決定権を握っているやつらがマンキューの意見を必要とした時は、マンキューが何を言うべきかやつらが彼に教えるだろう。
マンキューには同情するよ。彼は自分が何に関わろうとしているのか全く分かってないんだろう。現在の悲惨な政策に何の影響力も行使できないとすぐに知って、挫折することだろう。
複数の報道によると、アメリカは安保理の理事国に対して援助を申し出ているらしい。もちろん、安保理決議を通すために。パウエル国務長官はこれを否定している。フランスも同じようなことをしているという話もある。
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