野暮は承知で書きますが。二階堂善弘氏によると、
おそらく、現在『封神演義』としてもっとも知られているのは、講談社文庫の3冊本でしょう。これは安能務氏が書いているものです。 『封神演義』について論ずる時、これに基づく方も多いようです。しかし、この『封神演義』は、実は翻訳とはとても言えません。 正確には『封神演義』に基づいて、安能氏がまったく別の小説を書き上げたと言ってよいでしょう。それほど、本来の『封神』とは違っている部分がたくさんあります。
デタラメといえば、「文化マフィア」とか「孔子サマは太公望を敵視した」などと書いていますが、これもとんでもない話ですね。確かに、儒学者というか、士大夫階級の人たちが、中国の小説を問題視したことはあります。しかし、そういう意味では、『水滸伝』にしろなんにしろ、多くの小説は「禁書扱い」でしたし、『封神演義』に限りません。いまでこそ『三国志演義』も文学作品ですが、書かれた当時はいまのマンガのような地位でした。多くの図書目録にも出ていませんし、読書人の読むものではないと思われていました。それは、どの小説も同じなのです。「孔子が太公望を敵視した」なんて、どこに書いてあるのでしょうか? 太公望にしろ管仲にしろ、孔子はそれなりに重んじています。ましてや、太公望の事跡を孔子の派が隠したなんてこともありません。太公望呂尚は、ついこの間まで、文の孔子とともに、武を代表する聖人として重んじられていました。その号こそが「武成王」です。孔子が「文宣王」として、文武廟といえば、この二人を祭ったわけです。
「「間違いだらけの封神演義」掲示板」ログも。僕は安能版『封神演義』は最初の巻で挫折しました。安能務氏の前書きを読んで『へーそなんだー』と思って、その後二階堂氏のページを見つけて『へー、そーじゃないんだー』と思ったくち。
その他に関しては封神演義 - Fengshen Yanyiが詳しいです。
2ちゃんねるのスレを覗いたら衝撃の書き込みが。
512 :名無しさん@お腹いっぱい。 :sage :2005/06/28(火) 11:55:52 ようするに舞台になっていた世界というのは、広大な惑星に見えて、実は 地球から旅立ち、数光年先の星系へと何世代にも渡って旅をしていく 超巨大宇宙船兼スペースコロニーであり、 何世代も経つうちに、中に住んでいる人間は当初の目的を忘れてしまい、 貧富の差の拡大、身分制度の誕生、勢力争いなどが始まり、 中の人たちは先祖の歴史を知らず、先祖の歴史を反復する。 っていうよくある SF 設定ですか? アナトレイ側の空をずっと上昇していくと、グランドストリームになり、それを突っ切ると デュシスへ辿り着くっていうのが、いかにもスペースコロニーな訳なんですよね? デルフィーネ自身は「エグザイルは大昔の移民船」て言ってましたが、 実はこの世界そのものが移民船で、デルフィーネも分かってなかったというオチ? んで、そうこうする内にコロニー内気象制御装置が壊れ、寒冷化、砂漠化などが進行し、 グランドストリームなるものまで発生し、人民を食わせていけなくなった国家同士が戦争を始める、 というところからストーリーが始まるという。 ギルドは元コロニーエンジニアの家系の人たちで、気象制御装置をあえて壊れたままにして、 諸勢力を争わせ、漁夫の利を得ている、と。 で最後は、コロニー制御装置の核である「ラストエグザイル」を巡って戦争して、 結局、システムが再起動されて安定し、ハッピーエンド。 エピローグ場面で、星の海を一面に見渡せる展望台みたいなところにみんなが集まって、 初めて自分たちの境遇を知る。 こんな理解であってるの?
516 :名無しさん@お腹いっぱい。 :sage :2005/06/28(火) 15:58:48 まず合ってるぽ。
まじでか。全然分からんかった。というか、本編のあの短い描写からこれだけ脳内で補間しろというのは無理があるだろ。もっと分からんのは、主人公がどうして途中から急にモテだしたかということ。やっぱ、パイロットはモテるのか。
クリスマスに日本人は、恋人とデートをするか、家にいて「いいとも」のクリスマス特大号を見てその後「明石家サンタ」を見るかのどちらかです。
と誰か真実を伝えてあげて下さい。
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