脳ざらし紀行


2005-04-11

_ bk1 サイトリニューアル

された。確かに早くなった。ブリーダーになってみた。

_ 新ドメイン「.jobs」

誰が steve.jobs を取るかだな。

_ 象にもフィットする方程式

『トンデモ科学の見破りかた』を読んでいたら、「パラメータが多いと象にフィットする方程式だって作ることができる」という格言が物理学にはあると書かれていた。何ページだったかは忘れた。気になったので検索してみたら、フォン・ノイマンの言葉らしい。A meeting with Enrico Fermi。ちょっと良い話。

I asked Fermi whether he was not impressed by the agreement between our calculated numbers and his measured numbers. He replied, "How many arbitrary parameters did you use for your calculations?" I thought for a moment about our cut-off procedures and said, "Four." He said, "I remember my friend Johnny von Neumann used to say, with four parameters I can fit an elephant, and with five I can make him wiggle his trunk." With that, the conversation was over.

私はフェルミに彼の観測結果と私たちの計算結果の間の議論に何か感想を持ったかと尋ねた。すると彼は「いくつの自由パラメータを君の計算に使ったのかね」と尋ねてきた。私は cut-off 法に関してしばらく考えた後「4つです」と答えた。彼はこう言った。「私の友人のジョニー・フォン・ノイマンはよくこう言ったもんだ『パラメータが4つもあれば象を表す方程式だって作れるし、5つあれば象の鼻を動かすことだってできる』とね」。話はそれで終った。

後から振り返ってみて、この方向での Dyson らの研究にはあまり意味がないという Fermi の助言は当を得たものだったと Dyson は書いている。

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