blog。中古規制関連がおもしろい。あと松本零士氏の珍妙なる主張も。
プロバイダの初期費用も戻ってこないわけだから、それと同じことのような気がする。
あるいはある種のクラブに加入するための会員権だと考えることができる。一般的にクラブが会員権を値下げしたからといって、その分を現在の会員が補填されるわけではない。
新築のマンションを買ってみたら、次の年に同じマンションの空き部屋が値下げされて売りに出された。だからといって、その分高い値段の時に買った入居者に何らかの補填がされるわけではない。
このような権利は私人間の契約なので、契約内容はどうかという問題が残る。あと消費者契約法などの法律。消費者契約法が施行された平成12年以降に NTT から直接購入された電話加入権に対してどんな感じに適用できるかな。
『Free Culture』の中でレッシグがふれていた、William Fisher による現在の著作権制度に代わるシステムの話。課税によって著作権者の収入をまかなうという案。コアとなる第6章が公開されているので読んでみた。感想。これは駄目です。以上。
著作権者への報酬の合計を、今のコンテンツ産業の規模を元に算出している。これでは話にならない。例えば 100 年後にはどうやって報酬の合計を算出するのだろう。コンテンツビジネスの姿は今とはだいぶ違っているはずだ。そんなコンテンツ産業の規模を正しく算出するなんて誰にもできない。政府にもできない。市場を使わずに算出することはたぶん無理だ。
今の著作権制度に代わって成功するシステムがあるとするなら、それは市場と税を上手に利用したものになると思う。税と政府の知恵に頼るだけでは成功しない。
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