脳ざらし紀行


2004-04-15

_ [ネット] 「2ちゃんねる」訴訟

4月9日に発信者情報開示の仮処分命令が2ちゃんねるに対して出た。その開示を求めた当事者のメルマガ。読売新聞の記事

_ [ネット] lua に realloc

組み込み目的の言語 lua には realloc が使われているからちょっとねぇというゲーム開発者の意見。同じ組み込み向け言語 GameMonkey試している。

_ [国際] Monkeying around on company time

BBC の記事。MarginalRevolution より。ロンドン動物学会(ロンドン動物園の経営母体)は日常生活で英語のかわりにチンパンジー語を使ってくれる100人のボランティアを募集している。

動物が人間の言葉を覚えることができるかという研究は数多くあり、どれもが失敗した。人間が動物の言葉を覚えることができるかどうかを研究した例は少なく、動物のコミュニケーションを解明する助けになるかも知れない、とのこと。

ロンドン在住で我こそはと思う人は Can apeing around resolve workplace conflicts? へ。

_ [経済] War Politics

MarginalRevolution のエントリ。American Economic Review で最も論議をよんだ論文の話。

単純なモデルを考える。有権者は大統領候補を軍事能力と経済運営能力だけで評価するとする。現職の大統領が再選されるためには、これらふたつの能力が対立候補よりも優れていることを示す必要がある。

もしも経済がうまくいっているなら、現職の大統領は自分の軍事能力を示さなくても対立候補に対して有利に立てる。

もし経済がうまくいっていないなら、現職の大統領は経済運営能力以外で有権者にアピールする必要がある。そして対立候補は自らの軍事能力をアピールして見せることができない。つまり、経済がうまくいっていなくて、大統領が再選を目指す時、このモデルはより多くの戦争を予想する。

Gregory Hess と Athanasios Orphanides は「War Politics: An Economic, Rational-Voter Framework」において以上のようなモデルを使い、実際に 1953-1988 のデータを検証して見せた。その結果、大統領の任期が第1期の場合、好景気のときに比べて不景気のときには、アメリカが国際紛争に関わる確率は2倍になることが分かった。

サンプルの数など気になる点はある。

_ [ネット] Wiki の編集フォーム

どの Wiki も編集フォームが小さすぎる。

textarea { width: 100%; }

とスタイルシートで設定しよう。また編集ページでサイドメニューを表示する必要はない。編集フォームを大きく取ることの方が重要だ。

_ [国際] Iranians in Iraq to Help in Talks on Rebel Cleric

イランを「悪の枢軸」と呼んだ大統領がどこかの国にいた気がしますが。

とか書こうとしていたら、イランの外交官がバグダッドで殺害された。Iranian diplomat murdered in Baghdad

_ [国際] Leaving Gaza, settling in the West Bank?

Economist 誌の記事。ブッシュ大統領がガザ地区からの撤退とヨルダン川西岸のいくつかの入植地を保有し続けるというシャロン首相の案へ支持を表明。

Bush Backs Israel on West Bank(WashingtonPost紙)

Sharon Coup: U.S. Go-Ahead(NYTimes紙)

_ [国内] 修正案再び

小倉弁護士による著作権法改正案の修正案。法案への対案ってこんなふうに書くんだとたいへん勉強になった。

_ [ネット] 変なもの

配布開始。

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