大修館「日本語大シソーラス」や講談社「類語大辞典」の発売により、類語辞典が流行だそうで。「講談社「類語大辞典」の研究―辞書がこんなに杜撰でいいかしら」なんていう本まででる有り様。というわけで、ちょきにページをつくった。2ちゃんねる「最強の類語辞典」スレ。
うーん、でも紙の辞書は買っても引かないことが分かりきっている。辞書を引くのにわざわざ本棚まで行くのは面倒だし、机の上に辞書をいくつも置いておくスペースはない。1冊か2冊が限度。それに上の2つの類語辞典もそうだけど、「広辞苑」「大辞林」などの大型辞典は本当に大型で手軽に引くには大きすぎる。せめて凶器にならない程度の大きさであって欲しい。
複数の辞書を引き比べようとすると、辞書の数だけ引くための時間と机の上にスペースが必要になる。
なんというか、HDDの容量もメモリーの容量もCPUの計算能力も格段に増大した現在、貴重なリソースというのは「ディスプレイ上のドット」と「机の上のスペース」だと思う。この2つはなかなか増えてくれない。
話を類語辞典に戻すと、講談社「類語大辞典」は書店で少し見ただけなんだけど、やっぱり重すぎる。また、語釈は必要ないと思った。語釈が必要なくらい難しい単語や普段使わない単語は辞書を引いてから使うものだし。
語釈が掲載されているからといって国語辞典として使うのはちょっと実用的ではない。一旦索引で単語を見つけさらに記号を頼りにその単語を引く必要があるし、複数の意味を持つ単語は意味ごとにばらばらに配置されている。語釈を削ってその分収録単語数を増やしたら良かったのでは。
パッと見の印象だけど。
amazon.co.jpに掲載されなかったというレビュー。類語大辞典の語釈を批判している。
ソフトウェア電子辞書の類語辞典はいくつかある。「デジタル類語辞典 第3版シソーラス」は前にも紹介したけど、ネット上で引ける。
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