学研CD-ROM辞書「Super日本語大辞典 全JIS漢字版」を買った。学研「Super日本語大辞典」Toolkitを使えば、UNIXでも使うことができる。
国語辞典は「学研日本語大辞典」相当。漢和辞典は「学研漢和大字典」相当と書いてあるけど実際は簡易版の「漢字源」相当と考えた方がいい。古語辞典は「全訳用例古語辞典―コンパクト版」相当。
高校生になると買うのが国語辞典、漢和辞典、古語辞典の3点セットだけど、この3つがセットになった電子辞書はなかなかない。特にコンパクト版とはいえ、古語辞典が収録されている電子辞書はたぶんこれだけ。
実は高校生の時に買った「漢字源」と「学研現代新国語辞典」がまだ手元にあって、これを買うと内容がダブってしまう。だけど、日本語の中辞典はひとつ欲しい。広辞苑は高い。スーパー大辞林はデイリーコンサイス英和・和英とセットというのが微妙。
となると漢和・古語とセットにして日本語に特化していることを売りにしているこの「Super日本語大辞典 全JIS漢字版」が無難で値段もお買い得に見えてくる。
実際、漢和辞典の引き方なんてものはとっくの昔に忘れてしまったので、漢字をコピーアンドペーストするだけで引けるのはすごく便利。
JIS第4水準の漢字でもToolkitを使うと画像として表示してくれる。
総合的な評価。PC上で古語を引く必要はないような気がするし、引く必要がある人はコンパクト版では間に合わないだろう。漢和辞典はそれなり。国語辞典は例文が割と豊富。というわけで、ロングマンの時のようにすごいお買い得というわけではないけど、値段通りの内容だと思う。
上で書いた「国語辞典、漢和辞典、古語辞典の3つがセットになった電子辞書はなかなかない」の「電子辞書」はCD-ROMなどに収録された「電子辞書」のことでSEIKOやCASIOから出ている携帯用の「電子辞書」のことじゃない。
携帯用の「電子辞書」には3つセットが収録されたものが存在する。
何かふたつを区別できるうまい言葉はないかな。
辞書関係で今最も熱いのは携帯用の「電子辞書」なんだけど、高いし小さくて使いにくいし、お買い得感がないので買わない。
「学研日本語大辞典」および、「学研現代新国語辞典」は言葉の使い分けの説明が割と詳しいというのが特徴。たとえば、「製作」と「制作」、「対称」と「対照」、「離す」と「放す」など。
最近のコメント