日欧諸国に待望久しいリストラの推進を促すため、世界は円高とユーロ高を必要としている。
米国の経常赤字が拡大し続けている事実が示すように、このような不均衡は持続不可能である。グローバル・リバランシングが実現するためには、相対価格の調整が必要である。こうした状況の下で、世界で最も重要な相対価格としてのドル相場が下落すれば、極めて有意義といえるだろう。
モルガン・スタンレーもこの程度ということで。小宮先生、出番ですよ!!
経常赤字の話は、小宮隆太郎「貿易黒字・赤字の経済学―日米摩擦の愚かさ」を参照。ポール・クルーグマン「クルーグマン教授の経済入門」にも載っている。
貿易赤字の究極の原因は、アメリカの貯蓄が低下したことにある。 (クルーグマン教授の経済入門 P77)
アメリカの景気が悪化してきた影響で、貿易赤字論争も復活の兆しをしめしているのだろうか。
Content Is Crap (Arnold Kling)。
CreativeCommonsの熱狂者はコンテンツパブリッシャーが著作権法を使ってクリエーターからコンテンツを盗み、法外な値段を消費者にふっかけていると信じている。
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私はパブリッシャーがコンテンツをフィルタリングする正当な経済的機能をはたし、効率的に消費者へ流通販売していると認識することは重要だと信じる。
論点ずれ過ぎ。レッシグ教授は「編集者が著作者の上前をはねている」なんてことはひとことも言っていない。著作権を濫用して利益を追求したいがために、「イノベーション」を蹂躙してしまっているというのがレッシグの主張。「編集者の給料が高すぎ」とかいう議論とは根本的に違う。
それと、ベイジアンフィルタキタ━━━(゜∀゜)━━━!!。今年は本当に流行そうだ。
■追記 Content Is Crap のリンクを修正。
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