Ruby 1.9.2 リファレンスマニュアル > ライブラリ一覧 > 組み込みライブラリ > Bindingクラス
class Binding
クラスの継承リスト: Binding < Object < Kernel < BasicObject
Abstract
ローカル変数のテーブルと self、モジュールのネストなどの情報を保 持するオブジェクトのクラスです。
組み込み関数 Kernel.#binding によっ てのみ生成され、Kernel.#eval の第 2 引数に使用します。 またトップレベルの Binding オブジェクトとして組み込み定数 Kernel::TOPLEVEL_BINDING が用意されています。
インスタンスメソッド
eval(expr, fname = __FILE__, lineno = 1) -> object
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自身をコンテキストとし文字列 expr を Ruby プログラムとして評価しその結果を返します。 組み込み関数 Kernel.#eval を使って eval(expr, self, fname, lineno) とするのと同じです。
- [PARAM] expr:
- 評価したい式を文字列で与えます。
- [PARAM] fname:
- ファイル名を文字列で与えます。式 expr が fname というファイル名にあるかのように実行されます。
- [PARAM] lineno:
- 行番号を整数で与えます。式 expr の先頭行の行番号が lineno であるかのように実行されます。
def getBinding(str) return binding end str = "hello" p eval("str + ' Fred'") #=> "hello Fred" p getBinding("bye").eval("str + ' Fred'") #=> "bye Fred"
[SEE_ALSO] Kernel.#eval