Ruby 1.9.2 リファレンスマニュアル > ライブラリ一覧 > opensslライブラリ > OpenSSL::Digest::Digestクラス
class OpenSSL::Digest::Digest
クラスの継承リスト: OpenSSL::Digest::Digest < Object < Kernel < BasicObject
Abstract
ハッシュ関数のための抽象的なインターフェースを提供するクラスです。 digest も参照してください。
実装されているクラスは以下の通りです。
- OpenSSL::Digest::DSS1
- OpenSSL::Digest::MD2
- OpenSSL::Digest::MD4
- OpenSSL::Digest::MD5
- OpenSSL::Digest::MDC2
- OpenSSL::Digest::RIPEMD160
- OpenSSL::Digest::SHA
((<ruby 1.8.3 feature>)): システムにインストールされている openssl が 0.9.8 以降ならば以下のアルゴリズムも利用できます。
- OpenSSL::Digest::SHA224
- OpenSSL::Digest::SHA256
- OpenSSL::Digest::SHA384
- OpenSSL::Digest::SHA512
特異メソッド
digest(name, str)
-
name で与えられたハッシュアルゴリズムで与えられた文字列 str に対するハッシュ値を文字列で返します。
hexdigest(name, str)
-
name で与えられたハッシュアルゴリズムで与えられた文字列 str に対するハッシュ値を、ASCIIコードを使って 16進数の列を示す文字列にエンコードして返します。
new(name)
-
オブジェクトを生成します。name でハッシュアルゴリズムを指定します。
インスタンスメソッド
update(str)
self << str
-
文字列を追加します。複数回 update を呼ぶことは文字列を連結して update を呼ぶことと同じです。
self == digest
-
与えられた Digest オブジェクトと等しいかどうか。
digest
-
ハッシュ値を計算して文字列を返します。
hexdigest
inspect
to_s
-
文字列に対するハッシュ値を、ASCII コードを使って 16 進数の列を示す文字列にエンコードして返します。
name
-
ハッシュアルゴリズムを返す。
reset
-
いままで入力された文字列をリセットします。
size
-
digest で返す文字列のバイト長。