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library digest
要約
メッセージダイジェストライブラリ。
Digest::MD5 や Digest::SHA1 などの 全てのメッセージダイジェストの実装クラスは、 基底クラスである Digest::Base と同じインタフェースを持ちます。 基本的な使い方は、MD5やSHA1など、どのアルゴリズムでも同じです。 詳しくは Digest::Base を参照してください。
なお、「メッセージダイジェスト」とは、 データから固定長の疑似乱数を生成する演算手法のことです。
クラスとモジュール
module Digest | |
class Digest::Base | すべての Digest::XXX クラスの基底クラス。 |
class Digest::Class | |
module Digest::Instance | |
class Digest::MD5 | RFC1321に記述されているRSA Data Security, Inc. の MD5 Message-Digest Algorithmを実装するクラス。 |
class Digest::RMD160 | Hans Dobbertin, Antoon Bosselaers, Bart Preneel によって設計された RIPEMD-160 ハッシュ関数を実装するクラス。 |
class Digest::SHA1 | NIST (the US' National Institute of Standards and Technology) の SHA-1 Secure Hash Algorithmを実装するクラス。 FIPS PUB 180-1に記述されている. |
class Digest::SHA2 | |
class Digest::SHA256 | FIPS PUB 180-2に記述されているNIST (the US' National Institute of Standards and Technology) の SHA-256 Secure Hash Algorithmを 実装するクラス。 |
class Digest::SHA384 | FIPS PUB 180-2に記述されているNIST (the US' National Institute of Standards and Technology) の SHA-384 Secure Hash Algorithmを 実装するクラス。 |
class Digest::SHA512 | FIPS PUB 180-2に記述されているNIST (the US' National Institute of Standards and Technology) の SHA-512 Secure Hash Algorithmを 実装するクラス。 |
同時にrequireされるライブラリ
digest | メッセージダイジェストライブラリ。 |
digest/md5 | |
digest/rmd160 | |
digest/sha1 | |
digest/sha2 |
サブライブラリ
digest/bubblebabble |
追加・再定義されるメソッド
Kernel#Digest(name) -> object
[added by digest]-
"MD5"や"SHA1"などのダイジェストを示す文字列 name を指定し、 対応するダイジェストのクラスを取得します。
- [PARAM] name:
- "MD5"や"SHA1"などのダイジェストを示す文字列を指定します。
- [RETURN]
- Digest::MD5やDigest::SHA1などの対応するダイジェストのクラスを返します。インスタンスではなく、クラスを返します。注意してください。
例: Digest::MD、Digest::SHA1、Digest::SHA512のクラス名を順番に出力する。
for a in ["MD5", "SHA1", "SHA512"] p Digest(a) # => Digest::MD5, Digest::SHA1, Digest::SHA512 end