Ruby 1.9.2 リファレンスマニュアル > ライブラリ一覧 > uriライブラリ > URI::MailToクラス
class URI::MailTo
クラスの継承リスト: URI::MailTo < URI::Generic < URI < Object < Kernel < BasicObject
Abstract
mailto URI を表すクラスです。[RFC2368]。
特異メソッド
build(ary) -> URI::MailTo
build(hash) -> URI::MailTo
-
引数で与えられた URI 構成要素から URI::MailTo オブジェクトを生成します。 引数の正当性をチェックします。
- [PARAM] ary:
- 構成要素を [to, headers]
という文字列の配列で与えます。headers は、以下のような文字列か配列で 与えます。
"subject=subscribe&cc=addr" [["subject", "subscribe"], ["cc", "addr"]]
- [PARAM] hash:
- 構成要素をハッシュで与えます。ハッシュのキーは :to, :headers です。ハッシュの値は ary と同様です。
- [EXCEPTION] URI::InvalidComponentError:
- 不正な引数に対して発生します。
new(scheme, userinfo, host, port, registry, path, opaque, query, fragment, arg_check = false) -> URI::MailTo
-
汎用的な構成要素から URI::MailTo オブジェクトを生成します。 build と異なり、デフォルトでは引数の正当性を検査しません。
- [PARAM] scheme:
- 構成要素を表す文字列を与えます。
- [PARAM] userinfo:
- 構成要素を表す文字列を与えます。
- [PARAM] host:
- 構成要素を表す文字列を与えます。
- [PARAM] port:
- 構成要素を表す文字列を与えます。
- [PARAM] registry:
- nil を与えます。
- [PARAM] path:
- 構成要素を表す文字列を与えます。
- [PARAM] opaque:
- 構成要素を表す文字列を与えます。
- [PARAM] query:
- 構成要素を表す文字列を与えます。
- [PARAM] fragment:
- 構成要素を表す文字列を与えます。
- [PARAM] arg_check:
- 真が与えられた場合は、各引数が字句規則に適合しているか否かを検査します。適合しない場合は例外 URI::InvalidComponentError が起ります。
- [EXCEPTION] URI::InvalidURIError:
- use_registry が偽のとき、registry が与えられると発生します。
- [EXCEPTION] URI::InvalidComponentError:
- 各要素が適合しない場合に発生します。
インスタンスメソッド
headers -> [[String]]
-
自身のヘッダーを文字列の配列の配列として設定します。
例:
m = URI.parse("mailto:ruby-list@ruby-lang.org?subject=subscribe&cc=myaddr") p m.headers #=> [["subject", "subscribe"], ["cc", "myaddr"]]
headers=(s)
-
自身のヘッダーを文字列で設定します。
- [PARAM] s:
- ヘッダーを表す文字列を指定します。
- [EXCEPTION] URI::InvalidComponentError:
- 不正な引数 s に対して発生します。
例:
m = URI.parse("mailto:nospam@example.com") m.headers = URI.escape("subject=hello hello")
to -> String
-
自身の e-mail アドレスを文字列で返します。
例:
p URI.parse("mailto:nospam@example.com").to #=> "nospam@example.com"
to=(s)
-
自身の e-mail アドレスを文字列で設定します。
- [PARAM] s:
- 自身の e-mail アドレスを文字列で指定します。
- [EXCEPTION] URI::InvalidComponentError:
- 不正な引数 s に対して発生します。
例:
m = URI.parse("mailto:nospam@example.com") m.to = "nospaaaam@example.com" p m #=> #<URI::MailTo:0xb7bf0614 URL:mailto:nospaaaam@example.com>
to_mailtext -> String
to_rfc822text -> String
-
URI オブジェクトからメールテキスト文字列を生成します。
例:
require 'uri' p mailto = URI.parse("mailto:ruby-list@ruby-lang.org?subject=subscribe&cc=myaddr") print mailto.to_mailtext => #<URI::MailTo:0x20104a0e URL:mailto:ruby-list@ruby-lang.org?subject=subscribe&cc=myaddr> To: ruby-list@ruby-lang.org Subject: subscribe Cc: myaddr