Ruby 1.9.2 リファレンスマニュアル > ライブラリ一覧 > threadライブラリ > SizedQueueクラス
class SizedQueue
クラスの継承リスト: SizedQueue < Queue < Object < Kernel < BasicObject
Abstract
サイズの最大値を指定できる Queue です。
例
[[unknown:ruby-list:283]]より。q をサイズ 1 の SizedQueue オブジェクトに することによって、入力される行と出力される行が同じ順序になります。 q = [] にすると入力と違った順序で行が出力されます。
require 'thread' q = SizedQueue.new(1) th = Thread.start { while line = q.pop print line end } while l = gets q.push(l) end q.push(l) th.join
特異メソッド
new(max)
-
SizedQueue オブジェクトを生成します。 max は queue のサイズの最大値です。
インスタンスメソッド
max
max=(n)
-
queue の最大サイズを設定します。
pop
-
queue からひとつ値を取り出します。 queue に push しようと待っているスレッドがあれば、実行を再開させます。
あとは Queue#pop と同じです。
push(obj)
-
queue に obj を追加します。
queue のサイズが max に達している場合は、 queue のサイズが max より小さくなるまで他のスレッドに実行を譲ります。その後、 queue に obj を追加します。
あとは Queue#push と同じです。