Ruby 1.9.2 リファレンスマニュアル > ライブラリ一覧 > rakeライブラリ > RakeFileUtilsモジュール
module RakeFileUtils
クラスの継承リスト: RakeFileUtils
< FileUtils
extend: RakeFileUtils
Abstract
カスタムバージョンの FileUtils のメソッドを提供します。
FileUtils で定義されているメソッドのうち、:verbose, :noop の二つの オプションのいずれかに反応するメソッドの動作を変更します。
このモジュールはトップレベルでインクルードされます。 その際、FileUtils, RakeFileUtils に定義されているメソッドの 可視性はプライベートに変更されます。
特異メソッド
nowrite_flag -> bool
-
この値が真の場合、実際のファイル書き込みをともなう操作は行いません。 そうでない場合、ファイル書き込みを行います。
nowrite_flag=(flag)
-
実際に動作を行うかどうか設定します。
- [PARAM] flag:
- 実際に動作を行うかどうかを指定します。真を指定すると動作を実行しません。
verbose_flag -> bool
-
この値が真の場合、詳細をを表示します。
verbose_flag=(flag)
-
詳細を表示するかどうか設定します。
- [PARAM] flag:
- 詳細を表示するかどうか指定します。真を指定すると詳細を表示します。
インスタンスメソッド
nowrite(value = nil) { ... }
-
ファイルを書き込むかどうかを制御します。
- [PARAM] value:
- 真を指定するとファイルを書き込みません。
例:
nowrite # 現在の状態を返します。 nowrite(v) # 与えられた状態に変更します。 nowrite(v) { code } # ブロックを評価する間だけ与えられた状態に変更します。 # ブロックの評価が終わると元の値に戻します。
verbose(value = nil) { ... }
-
詳細を出力するかどうかを制御します。
- [PARAM] value:
- 真を指定すると詳細を出力します。
例
verbose # 現在の状態を返します。 verbose(v) # 与えられた状態に変更します。 verbose(v) { code } # ブロックを評価する間だけ与えられた状態に変更します。 # ブロックの評価が終わると元の値に戻します。
when_writing(msg = nil) { ... }
-
RakeFileUtils.nowrite_flag が真である場合与えられたブロックを実行せずに、 与えられたメッセージを表示します。
そうでない場合は、与えられたブロックを実行します。
- [PARAM] msg:
- 表示するメッセージを指定します。
例:
when_writing("Building Project") do project.build end