Ruby 1.9.2 リファレンスマニュアル > ライブラリ一覧 > rubygems/requirementライブラリ > Gem::Requirementクラス
class Gem::Requirement
クラスの継承リスト: Gem::Requirement < Comparable < Object < Kernel < BasicObject
Abstract
Gem の必要条件を扱うクラスです。
このクラスのインスタンスには複数の必要条件を含めることができます。
特異メソッド
create -> Gem::Requirement
-
Gem::Requirement のインスタンスを作成するためのファクトリメソッドです。
- [PARAM] input:
- 文字列か配列か Gem::Requirement, Gem::Version のインスタンス のいずれかを指定します。
- [RETURN]
- 上記以外の値を input に指定するとデフォルト値を返します。
[SEE_ALSO] Gem::Requirement.new, Gem::Requirement.default
default -> Gem::Requirement
-
ゼロ以上 ( '>= 0' ) を指定して作成された Gem::Requirement のインスタンスを返します。
new(requirements) -> Gem::Requirement
-
Gem::Requirement のインスタンスを作成します。
- [PARAM] requirements:
- 文字列か配列か Gem::Version のインスタンスを指定します。
[SEE_ALSO] Gem::Requirement#parse, Gem::Requirement.create
インスタンスメソッド
self <=> other -> Integer
as_list -> [String]
-
必要条件を文字列の配列で返します。
marshal_dump -> Array
-
必要条件のみを Marshal.#dump で使用するために返します。
marshal_load(array) -> Gem::Requirement
-
必要条件をロードします。
normalize -> nil
-
self を正規化します。
parse(obj) -> Array
-
バージョンの必要上件をパースして比較演算子とバージョンを要素とする二要素の配列を返します。
- [PARAM] obj:
- 必要上件を表す文字列または Gem::Version のインスタンスを指定します。
- [RETURN]
- 比較演算子と Gem::Version のインスタンスを要素とする二要素の配列を返します。
- [EXCEPTION] ArgumentError:
- obj に不正なオブジェクトを指定すると発生します。
requirements -> Array
-
自身に含まれる必要条件の配列を返します。
配列に含まれる各要素は、比較演算子と Gem::Version のインスタンスを要素とする二要素の配列です。
satisfied_by?(version) -> bool
-
引数 version が自身に含まれる全ての必要条件を満たす場合に真を返します。 そうでなければ偽を返します。
- [PARAM] version:
- Gem::Version のインスタンスを指定します。
[SEE_ALSO] Gem::Requirement#satisfy?
satisfy?(op, version, required_version) -> bool
-
version op required_version を満たす場合に真を返します。 そうでなければ偽を返します。
- [PARAM] op:
- 比較演算子 (<, <=, =, =>, >, !=, ~>) を文字列で指定します。
- [PARAM] version:
- 外部から与えられるバージョンを Gem::Version のインスタンスで指定します。
- [PARAM] required_version:
- 満たすべき条件を示すバージョンを指定します。
[SEE_ALSO] Gem::Requirement#satisfied_by?
to_s
定数
OPS -> Hash
-
比較演算子と対応する処理を格納したハッシュです。
OP_RE
-
比較演算子のいずれかにマッチする正規表現です。