Ruby 1.9.2 リファレンスマニュアル > ライブラリ一覧 > rubygems/versionライブラリ > Gem::Versionクラス

class Gem::Version

クラスの継承リスト: Gem::Version < Comparable < Object < Kernel < BasicObject

Abstract

Gem パッケージのバージョンを扱うためのクラスです。

特異メソッド

correct?(version) -> bool

与えられた引数がバージョンを表す文字列として有効であれば真を返します。そうでなければ偽を返します。

[PARAM] version:
バージョンを表す文字列を指定します。
create(input) -> Gem::Version | nil

このクラスをインスタンス化するためのファクトリメソッドです。

[PARAM] input:
Gem::Version のインスタンスか、バージョンを表す文字列を指定します。

インスタンスメソッド

self <=> other -> -1 | 0 | 1 | nil
[PARAM] other:
比較対象の Gem::Version を指定します。
bump -> Gem::Version

自身の次のバージョンを表すオブジェクトを返します。

例:

# 5.3.1 => 5.4
a = Gem::Version.create('5.3.1') # => #<Gem::Version "5.3.1">
a.bump                           # => #<Gem::Version "5.4">
eql?(other) -> bool

引数で与えられた比較対象が自身と同じバージョンを表すオブジェクトである場合に真を返します。 そうでない場合は偽を返します。

例:

a = Gem::Version.create('1.0') # => #<Gem::Version "1.0">
b = Gem::Version.create('1.0') # => #<Gem::Version "1.0">
c = Gem::Version.create('1')   # => #<Gem::Version "1">
a.eql?(b) # => true
a.eql?(c) # => false
[PARAM] other:
比較対象の Gem::Version を指定します。
ints -> [Integer]

自身のバージョンを表す数値の配列を返します。

例:

# 5.3.1 => 5.4
a = Gem::Version.create('5.3.1') # => #<Gem::Version "5.3.1">
a.ints                           # => [5, 3, 1]
marshal_dump -> [String]

完全なオブジェクトではなく自身のバージョンを表す文字列をダンプします。

marshal_load(array) -> self
[PARAM] array:
normalize

末尾のゼロを削除します。

to_ints -> [Integer]

自身が表すバージョンを数値の配列として返します。

to_s -> String

自身が表すバージョンを文字列として返します。

to_yaml_properties -> [String]
version -> String

自身を文字列として返します。

version=(version)
[PARAM] version:
バージョンを表す文字列を指定します。
yaml_initialize

Methods

Classes