Ruby 1.9.2 リファレンスマニュアル > ライブラリ一覧 > library _builtin > class String > oct

instance method String#oct

oct -> Integer

文字列を 8 進文字列であると解釈して、整数に変換します。

例:

p "10".oct  # => 8
p "010".oct # => 8
p "8".oct   # => 0

oct は文字列の接頭辞 ("0", "0b", "0B", "0x", "0X") に応じて 8 進以外の変換も行います。

例:

p "0b10".oct  # => 2
p "10".oct    # => 8
p "010".oct   # => 8
p "0x10".oct  # => 16

整数とみなせない文字があればそこまでを変換対象とします。 変換対象が空文字列であれば 0 を返します。

Ruby 1.6 では、8 進だけが符号を許す。 Ruby 1.8 以降はいずれも符号を許す

例:

p "-010".oct     # => -8
p "-0x10".oct    # => 0
p "-0b10".oct    # => 0

p "1_0_1x".oct   # => 65

[SEE_ALSO] String#hex, String#to_i, String#to_f, Kernel.#Integer, Kernel.#Float

逆に、数値を文字列に変換するにはKernel.#sprintf, String#%, Integer#to_s を使用します。