Ruby 1.9.2 リファレンスマニュアル > ライブラリ一覧 > library zlib

library zlib

要約

zlib を Ruby から使うための拡張ライブラリです。 gzip ファイルの読み書きもサポートします。

参考

標準添付ライブラリ紹介 【第 11 回】zlib

http://jp.rubyist.net/magazine/?0018-BundledLibraries

see also:

[[unknown:ruby-src:ext/zlib/doc/zlib.rd]]

クラスとモジュール

module Zlib

zlib ライブラリに含まれている雑多な機能を提供するモジュール。 各モジュール関数の詳細は zlib.h を参照して下さい。

class Zlib::Deflate

入力データを圧縮するストリームのクラスです。

class Zlib::GzipFile

gzip 形式の圧縮ファイルを扱う抽象クラス。 具体的な読み込み/書き込み操作は、それぞれサブクラスの Zlib::GzipReader, Zlib::GzipWriter で定義されています。

class Zlib::GzipReader

gzip 形式の圧縮ファイルを読み込むラッパークラスです。 IO クラスのインスタンス (又は IO クラスのインスタンスと同じメソッドを 持つオブジェクト) と関連付けて使用します。

class Zlib::GzipWriter

gzip 形式の圧縮ファイルを書き出すラッパークラスです。 IO クラスのインスタンス (又は IO クラスのインスタンスと同じメソッドを 持つオブジェクト) と関連付けて使用します。

class Zlib::Inflate

入力データを展開するストリームのクラス。Zlib::Deflate と違い、 このクラスのインスタンスを複製 (clone, dup) することはできません。

class Zlib::ZStream

圧縮データを扱うストリームを表す抽象クラスです。 具体的な圧縮/展開の操作は、それぞれサブクラスの Zlib::Deflate, Zlib::Inflate で定義されています。

例外クラス

class Zlib::Error

ライブラリ zlib の発行する全ての例外のスーパークラスです。

class Zlib::GzipFile::Error

gzip ファイルを処理している間にエラーが生じた時に発生する全ての例外の スーパークラスです。

class Zlib::GzipFile::NoFooter

gzip ファイルにフッターが無い時に発生します。

class Zlib::GzipFile::CRCError

フッターに記録されている CRC 値と実際に展開したデータの CRC 値が 異なる時に発生します。

class Zlib::GzipFile::LengthError

フッターに記録されているデータ長と実際に展開したデータの 長さが異なる時に発生します。

Classes

Sublibraries