Ruby 1.9.2 リファレンスマニュアル > ライブラリ一覧 > webrick/httpversionライブラリ > WEBrick::HTTPVersionクラス
class WEBrick::HTTPVersion
クラスの継承リスト: WEBrick::HTTPVersion < Comparable < Object < Kernel < BasicObject
Abstract
HTTP のバージョンのための小さなクラスです。 バージョン同士の比較のために使います。
特異メソッド
convert(version) -> WEBrick::HTTPVersion
-
指定された version を HTTPVersion オブジェクトに変換して返します。 version が HTTPVersion オブジェクトの場合はそのまま version を返します。
- [PARAM] version:
- HTTP のバージョンを WEBrick::HTTPVersion オブジェクトか文字列で指定します。
new(version) -> WEBrick::HTTPVersion
-
HTTPVersion オブジェクトを生成する。version は文字列か HTTPVersion オブジェクト。
- [PARAM] version:
- HTTP のバージョンを WEBrick::HTTPVersion オブジェクトか文字列で指定します。
インスタンスメソッド
self <=> other -> -1 | 0 | 1 | nil
-
自身と指定された other のバージョンを比較します。 自身が other より新しいなら 1、同じなら 0、古いなら -1 を返します。 比較できない場合に nil を返します。
- [PARAM] other:
- HTTP のバージョンを表す WEBrick::HTTPVersion オブジェクトか文字列を指定します。
require 'webrick' v = WEBrick::HTTPVersion.new('1.1') p v < '1.0' #=> false
major -> Integer
major=(n)
-
HTTP バージョンのメジャーを整数で表すアクセサです。
- [PARAM] n:
- HTTP バージョンのメジャーを整数で指定します。
minor -> Integer
minor=(n)
-
HTTP バージョンのマイナーを整数で表すアクセサです。
- [PARAM] n:
- HTTP バージョンのマイナーを整数で指定します。
to_s -> String
-
自身を文字列に変換して返します。
require 'webrick' v = WEBrick::HTTPVersion.new('1.1') p v.to_s #=> "1.1"