Ruby 1.9.2 リファレンスマニュアル > ライブラリ一覧 > irbライブラリ > IRB::Contextクラス
class IRB::Context
クラスの継承リスト: IRB::Context < Object < Kernel < BasicObject
Abstract
インスタンスメソッド
back_trace_limit
-
バックトレース表示をバックトレースの頭から n, 後ろから n だけ行なう. デフォルトは 16.
debug_level=(n)
-
irb のデバッグレベルの設定
eval_history=(n)
-
実行結果のヒストリ機能の設定. n は整数か nil で n > 0 であればその数だけヒストリにためる。 n = 0の時は無制限に記憶する. n = nil だとヒストリ機能はやめる (デフォルト).
ignore_eof
ignore_eof=(bool)
-
Ctrl-D が入力された時の動作を設定する. true の時は Ctrl-D を無視する. false の時は irb を終了する.
ignore_sigint
ignore_sigint=(bool)
-
Ctrl-C が入力された時の動作を設定します。 false 時は irb を終了します。 true の時の動作は以下のようになる.
- 入力中
-
これまで入力したものをキャンセルしトップレベルに戻る.
- 実行中
-
実行を中止する.
inf_ruby_mode
inf_ruby_mode=(bool)
-
inf-ruby-mode 用のプロンプト表示を行なうかどうかを表します。 デフォルト値は false です。
inspect_mode=(val)
-
インスペクトモードを設定する.
- true
-
inspect の結果を表示する
- false
-
to_s の結果を表示する
- nil
-
irb が通常モードであれば inspect mode、 math モードなら non inspect mode
math_mode
-
分数と行列の計算ができる bc モードかどうかを表します。
prompt_c
-
if の直後など, 行が継続している時のプロンプトを 表現するフォーマット文字列を返します。
prompt_i
-
通常のプロンプトを表現するフォーマット文字列を返します。
prompt_s
-
文字列中のプロンプトを表現するフォーマット文字列を返します。
rc
-
~/.irbrc を読み込んでいたら true を返します。 読み込んでいなければ false を返します。
use_loader
use_loader=(bool)
-
load または require 時に irb のファイル読み込み機能を使うかどうかを示します。 デフォルト値は false です。
use_loader の値は irb 全体に反映されます。
use_prompt
use_prompt=(bool)
-
プロンプトを表示するかどうかを指定します。 use_prompt の値が true ならプロンプトを表示し、 false ならプロンプトを表示しません。
デフォルト値は true です。
use_readline=(val)
-
readline を使うかどうかを指定します。 val の値によって、このメソッドの効果は以下のように分かれます。
- true
-
readline ライブラリを使う
- false
-
readline ライブラリを使わない
- nil
-
inf-ruby-mode 以外で readline ライブラリを利用しようとする (デフォルト)