Ruby 1.9.2 リファレンスマニュアル > ライブラリ一覧 > csvライブラリ > CSV::StreamBufクラス
class CSV::StreamBuf
クラスの継承リスト: CSV::StreamBuf < Object < Kernel < BasicObject
Abstract
ストリームバッファを扱うクラス。
特異メソッド
new -> self
-
CSV::StreamBufオブジェクトを生成します。
注意:
- このメソッドを用いてCSV::StreamBufクラスのオブジェクトを生成しないで下さい。 必ず、CSV::StreamBufクラスを継承したクラスからインスタンス生成してください。
- 本メソッドからreadメソッドを呼び出すため、派生クラスではインスタンスメソッドreadを定義してください。
インスタンスメソッド
self[idx[, n = nil]] -> String
-
ストリームバッファから部分文字列を取り出します。
- [PARAM] idx:
- 取り出す部分文字列のスタート位置
- [PARAM] n:
- 部分文字列のサイズ
drop(n) -> Fixnum
-
ストリームからデータを削除します。
引数で与えられたサイズのデータをストリームの先頭から削除します。 実際に削除されたデータサイズを戻り値として返します。
- [PARAM] n:
- 削除するデータのサイズ
注:
返り値として返す値は実際に削除したデータサイズと異なることがあることに注意すこと。
is_eos? -> bool
-
ストリームの終端かどうかをTrue/Falseで返します。
read(size) -> []
-
NotImplementedError例外を発生させます。
CSV::StreamBufクラスを継承した場合は必ず、readメソッドをオーバーライドして下さい。 その際の注意点として読み込み時にEnfOfStreamを検出した場合にはnilを返却してください。
terminate -> nil
-
ストリームの解放処理を行います。 本メソッドはその他のメソッドの内部から呼ばれます。
privateメソッド
add_buf -> bool
-
ストリームバッファからデータを読み込み、True/Falseを返します。
- [RETURN]
- データの読み込みに成功した場合にはTrueを、読み込み失敗した場合にはFalseを返します。
buf_size(idx) -> Fixnum
-
idxで指定したバッファのデータサイズを取得します。
- [PARAM] idx:
- サイズを取得するデータのインデックス
idx_is_eos?(idx)
-
引数idxで指定した位置がストリームの終端かどうかを判定します。
- [PARAM] idx:
- 判定を行う位置インデックス
rel_buf -> bool
-
現在処理中のストリームバッファを解放する。
- [RETURN]
- 次のバッファが存在する場合にはTrueを、読み込み済みのバッファが存在しない場合にはFalseを返します。
定数
BufSize
-
ストリームバッファの1回の読み込みデータサイズ 1024 * 8 = 8192