Ruby 1.9.2 リファレンスマニュアル > ライブラリ一覧 > library _builtin > class String > scan

instance method String#scan

scan(re) -> [String] | [[String]]

self に対して正規表現 re を繰り返しマッチし、 マッチした部分文字列の配列を返します。

正規表現が括弧を含む場合は、 括弧で括られたパターンにマッチした部分文字列の配列の配列を返します。

例:

p "foobar".scan(/../)               # => ["fo", "ob", "ar"]
p "foobarbazfoobarbaz".scan(/ba./)  # => ["bar", "baz", "bar", "baz"]

p "foobar".scan(/(.)/)
    # => [["f"], ["o"], ["o"], ["b"], ["a"], ["r"]]

p "foobarbazfoobarbaz".scan(/(ba)(.)/)
    # => [["ba", "r"], ["ba", "z"], ["ba", "r"], ["ba", "z"]]
scan(re) {|s| ... } -> ()

正規表現 re がマッチした部分文字列をブロックに渡して実行します。 正規表現 re が括弧を含む場合は、 括弧で括られたパターンにマッチした文字列の配列を渡します。

Ruby 1.6 以前は re が文字列の場合、 その文字列を正規表現にコンパイルしていました。 Ruby 1.8 以降は、その文字列そのものがパターンになります。

[PARAM] re:
パターン

例:

"foobarbazfoobarbaz".scan(/ba./) {|s| p s }
    # => "bar"
    #    "baz"
    #    "baz"
    #    "baz"

"foobarbazfoobarbaz".scan(/(ba)(.)/) {|s| p s }
    # => ["ba", "r"]
    #    ["ba", "z"]
    #    ["ba", "r"]
    #    ["ba", "z"]