Ruby 1.9.2 リファレンスマニュアル > ライブラリ一覧 > library _builtin > class Numeric > step

instance method Numeric#step

step(limit, step = 1) {|n| ... } -> self
step(limit, step = 1) -> Enumerable::Enumerator

self からはじめ step を足しながら limit を越える 前までブロックを繰り返します。step は負の数も指定できます。また、limit や step には Float なども 指定できます。

[PARAM] limit:
ループの上限あるいは下限を数値で指定します。step に負の数が指定された場合は、 下限として解釈されます。
[PARAM] step:
各ステップの大きさを数値で指定します。負の数を指定することもできます。
[EXCEPTION] ArgumentError:
step に 0 を指定した場合に発生します。
2.step(5){|n| p n}
2
3
4
5

1.1.step(1.5, 0.1) {|n| p n}
=> 1.1
   1.2
   1.3
   1.4
   1.5

10.step(6, -1){|n| p n}
10
9
8
7
6

注:浮動小数点数の 0.1 は 2進数では正確な表現ができない(2進数で 0.1は 0.00011001100....となる)ので、以下のようなループでは誤差が 生じて意図した回数ループしないことがある。step はこの誤差を考慮し て実装されている。

i = 1.1
while i <= 1.5
  p i
  i += 0.1
end
=> 1.1
   1.2
   1.3
   1.4   <- 1.5 が表示されない