Ruby 1.9.2 リファレンスマニュアル > ライブラリ一覧 > library _builtin > module Math > sqrt

module function Math.#sqrt

sqrt(x) -> Float

x の平方根を返します。

[PARAM] x:
正の実数
[EXCEPTION] Errno::EDOM:
引数が負の値である場合に発生します。
sqrt(a) [redefined by mathn]

a の正の平方根を返します。 a が Complex の時は、Complex を返します。 a が負の時は、a を正にして、その平方根を Complex の虚数部に入れて返します。 それ以外は、Math.rsqrt の結果を返します。

sqrt(z) -> Complex [redefined by complex]

z の平方根を返します。

複素関数としてのsqrt()の定義は以下です。

sqrt(z) = sqrt(r) * exp(i * t/2)
[PARAM] z:
平方根を求める複素数

[注意]

虚部が 0 でも [[c:Complex]] クラスのオブジェクトであれば [[c:Complex]] クラスのオブジェクトを返すことに注意してください。

n = 2
z = Complex.new(2, 0)

p Math.sqrt(n) #=> 1.4142135623731
p Math.sqrt(z) #=> Complex(1.4142135623731, 0.0)